Sibyl 6

　クマエのシュビラに次いで多いのはペルシャ・サモス・リビアあたりだが特に違いがあるようにも思えないので、結局どれでも同じような感じである。あとはただ「シュビラ」としかないものがほとんどである。
　　
　　　Dante Gabriel Rossetti　　　　　　　　　　　　　　　　　Orazio_Gentileschi 　　　　　　　　　　　　　　　　　Artemisia Gentileschi
　　　　

　　　Pier Francesco Mola　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Francesco Romanelli　　　　　　　　　　　　　　　　　Francesco Ubertini Bacchiacca 　　　　　
　　　　

　　Giovanni Andrea Sirani　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Guido Reni 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Domeichino
　　　　

Giovanni Francesco Barbieri Guercino 　　　　　　　　　Giovanni Francesco Romanelli 　　　　　　　　　　　　 Guercino
　　　　

　　Abraham Janssens 　　　　　　　　　　　　　　　　　　William Wetmore Story 　　　　　　　　　　　　　　　　　　Raphael
　　　　

　※　このブログにアップロードした画像が今日で　一万　を突破して、1,0011　枚になった。何枚かは重複しているはずだがそれほど多くない。

にほんブログ村

Sibyl 5 Cumaean Sibyl

　数いるシュビラの中の一番人気は　「クマエのシュビラ」である。
　クマエというのは古代ギリシャの植民都市の名前である。
　クマエのシュビラはローマ神話に登場し、アポロから予言の才と長寿を与えられたが若さを保つ願いをしなかったので老い衰えていったという。
　たいていは、若いきれいな女性だが前出のミケランジェロのクマエのシュビラはものすごい老婆として描かれている。

　　　　Michelangelo　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Elihu Vedder 　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　

　　　Agostino Veneziano　　　　　　　　　　　　　　　　　　作者不詳　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Robert Campin
　　　　

　　　イギリス古画　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Gian Antonio Burrini 　　　　　　　　　　　　　　　　　Donato Creti
　　　　

　　　Domenichino　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Guercino　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Georges Rouault
　　　　


◎　アポロから特別な才を授かるシュビラ。左は一握りの砂粒の数だけの寿命を授けられる場面
　　　Ggiovanni Domenico Cerrini　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Noel-Nicolas Coypel
　　

　なぜか、この場面が風景画の点景のごとくに描かれる。
　　　Claude Lorrain　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Salvator Rosa
　　

◎　似たような風景画的ながら、これはウェルギウスの叙事詩の主役アエネアスと語るシュビラ。左のターナーは『坊ちゃん』の赤シャツの言葉に登場する風景画家。
　　　Joseph Mallord William Turner　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　August Albert Zimmerman
　　
　　
にほんブログ村

Sibyl 4

◎　12人のシュビラの後半6人。

　　　ヘレスポントス　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　フリギア
　　　　　　


　　　サモス　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ティブル
　　　　　　


　　　エウロパ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　AEGYPTIA　　
　　　　　　


◎　最後の二人については補足をしておくことがある。
　　まず　最後の「SIBYLLA AEGPTIA」は「エジプトのシュビラ」のことだと思うが、これが「AGRIPPINA」となっているものがある。左は一昨日に出したもので、画像では読みにくいと思うが下の文字の中央辺りに「アグリッピナ」と記されている。

　　

◎　次に二人の似たような絵を四枚ずつ並べてあるが、仔細に見比べると、周囲の飾り枠や月桂樹と思われる木の枝を持つ手が異なったりしていて、明らかに四種類の違った版であることが判る。どちらも左端が先出の版である。
　さらに丸枠の右サイドの辺りに記された「EUROPIAE」と「AEGYPTIA」の名前が入れ替わっていることに気付かれよう・
　どうしてこういうことが起こるのかわからないし、どちらが正しいとかは簡単に決められないが、これらよりもっと古そうな最下段の木版画では、帽子のほうが「エジプティア」となっている。
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 EUROPAEA　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　AEGYPTIA
　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　AEGYPTIA　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　EUROPAEA
　　　　　　




にほんブログ村

Sibyl 3

　16,7世紀ごろの銅版画をもとに、油絵にした12人のシュビラのシリーズがある。
　18世紀後半のスペインの画家 Pedro Sandoval の作品である。
　今日明日の二回に分け両作品を並べて紹介する。

　　　クマエ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　デルポイ
　　　　　　


　　　エリュトライ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　リビア　　
　　　　　　　


　　　ペルシァ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　キメリア
　　　　　

にほんブログ村

Coffee time

　　　　


　　　


にほんブログ村

Sibyl 2

　　シュビラは古くは、10人または12人を一組にした形をとることが多い。ただしこの12人のメンバーには多少の違いがある。

◎　下のシリーズは一枚・クマエが欠けているのだが、それを別のシリーズと思われるもので補ってある。

　　クマエ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　デルポイ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　エリュトライ
　　　　

　　リビア　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ペルシァ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　キメリア
　　　　

　　ヘレスポントス　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　フィギリア　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　サモス
　　　　

　　ティブル　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　エウロパ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アグリッピナ
　　　　


◎　Francisco de Zurbaran Badajoz 1598-1664 12シュビラ　

　　　Cuman, European, Phrygian
　

　　　Egyptian, Samian, Libyan


　　　Persian, Erythraean, Cumaean


　　　Tiburtine, Delphic, Hellespontic


にほんブログ村

Sibyl

　シュビラについては以前に取り上げているが、その後画像資料がかなり溜まったので纏めててみた。
　シュビラというのは古代アポロの神託を伝える巫女であったが、のちにキリスト教の中のモーゼやエゼキルなどの預言者と並べられるようになって、いろいろな土地に存在している。

◎　シュビラとして著名なものはMichelangelo　ミケランジェロのシスティーナ礼拝堂の、5人のシュビラである。

　　デルポイ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　リビア　　
　　　

　　エリュトライ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ペルシア　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　クマエ
　　　　


◎　ラファエロの絵では、天使の啓示を受ける4名のシュビラが有名である。
　　　　　　　　　Raffaello
　　


◎　ペルジーノでは、一画面にモーゼやエゼキル・イザヤ・タビデ・ソロモンなどとともに6人のシュビラが描かれている。
　　　　　　　　　Pietro Perugino
　　　　　

にほんブログ村

Liu Ye 刘野 六佳撰

現代中国の画家のようだが、詳細不詳。

　　　　


　　　　

にほんブログ村

地獄太夫

　　月岡芳年　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　歌川国芳　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　揚州周延
　　　　

　　富岡英泉　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　小林永濯　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　久保田米遷
　　　　　　　　　　　　　　

◎　河鍋暁斎は余程地獄太夫がお気に入りとみえて、何点もの作品を描いている。
　　　　　　　　　　　　　　

　　　河鍋暁斎　二点　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　豊原国周　
　　　　　　　

◎　歌舞伎役者「坂東彦三郎」の「地獄太夫」
　　落合芳幾　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　歌川国貞　二点
　　　　
　　
にほんブログ村

地獄太夫 と 一休

　地獄太夫とは、美貌と才智を兼ね備えた室町期の名妓。深く仏道を信じ、一休の教えを受けたといわれる。
　歌舞伎にもとりあげられ、また多くの絵師が作品を残している。

　　歌川広重　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　小林清親
　　

　　歌川豊国　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　歌川国芳　　
　　

　　尾形月耕　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　月岡芳年
　　

　　　川鍋暁斎


　　　豊原国周


　　水野年方　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　川鍋暁斎　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　作者不詳 ( 一休寺所蔵)　
　　　　

にほんブログ村

Irene Patten 六佳撰

　　　　


　　　　

にほんブログ村

Tea time

　　　　


　　　　

にほんブログ村

化面に仮面をつける女 拾遺

　比較的古そうなものから新しそうなものへ。最後のものは通常のマスクではないが・・・・
　今回八十余点を掲載したが、手持ち画像の四半分ほどなのでいずれ再登場させるつもりである。

　　　　


　　　　


　　　　


　　　　


　　　　


　　　　


にほんブログ村

仮面とピンナップガール

作者名省略

　　　　

　　　　

　　　　

　　　　

　　　　　　


にほんブログ村

マスク女 画家対決

　マスク女性を描く画家はかなり多く、先日 220点収集とかいたけれど、その後再チェックしたら 300点を超えた数になった。
　中には何点もの作品を描いている画家もいる。
　そういったマスク好きの画家10名ほどの中の5人の作品を3点ずつ並べる。

　　　Ivan Slavinsky
　　　　

　　　Dorina Costras 　　この人は　20点の作品が集まっている。　
　　　　

　　　Raimundo de Madrazo y Garreta
　　　　

　　　 Kathrin Longhurs
　　　　

　　　Alex Levin
　　　　

にほんブログ村