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地方自治体病院の勤務医

2020-03-04 05:52:38 | 日本文化
主婦である私が 勤務医の状況が把握できているかといわれれば まったくというしかありません。でも主人が勤務医を65歳までしてきた様子から 想像していること
そして今困惑している状況から こんな工夫をしていただいていれば この先幸せだったかもしれないと思い付いたことを お知らせしたいと思います。

主 人は人付き合いが苦手で 友人を家に招いたことは 一生で二度か三度です。
でも 人に頼まれることは 誠実に真摯に対応していたと思います。
若い時 決して貧乏な家ではありませんでしたが 消費の激しい家で 家の改築ローンを就職と同時に支払っていました。
そのせいもあって 修業時代を7年も続け 仕事においてはそれは 基礎になったようです。あらゆる科の手伝いに入り 基本は一般外科で 好きなことを仕事と合間に挟みながら 病院に詰めていました。
認定医の申請時には十センチも手術記事が積みあがっていたと思います。

そして 学術論文を書くために 帰局といって 大学に就職し派遣される病院でアルバイトをしながら 論文を仕上げていました。過酷でICUに配属されたときは いつ死んでもおかしくないと思って心配しました。
それが4年ほどでしょうか。論文は中途半端なまま 地方病院に転勤することになりました。

その勤務は 8年ほど その間に学術論文が認められ博士となり 子供も高校生になっていました。あと 一年底で過ごせればと思っていましたが 主人はさらに違う地方病院に行くことになり 家族はその犠牲となって病人続出でした。

地方病院の転職先は その後も続き 記録をたどると 8年ごとになることに気づきました。転職先に行くときは その病院を退職し 一日にも休まず切れ目なく働くのにもかかわらず 退職金をもらい 転職先の住居も 転職先の病院の条件により待遇はまちまちで 主人が行く病院はあまり経済状況の良くない病院が多く 上司に昇格しても 人集めに苦労していました。

そんなことを 最後まで転々とし 気が付けば8年ごとに転職をして就職先を変えたひとの 年金であり 退職金であり 家族の老後の保障は細っていたという状況なのです。
こんなことが これからも起きるのであれば 地方病院に転職してくれる医師など ありません。

そこで 医師免許 看護師免許 その他 医療現場で働く者は 一律 国の配下として健康保険で身分を保証し 基本の給与 基本の社会保障制度にし 激務に耐え地方自治体で維持する身分と 基本の身分と二階建てにしてくれれば 移動も転職もしやすいと思うのです。

詳しいことをブログに書いても 理解できない方が多いかと思うのですが 地方自治体の勤務医が自治体が貧乏なところほど 確保できないのは 給与が高いために 退職金を積み上げられずに 短い期間で退職という制度設計を取っているせいだと感じていたのですが 間違っているでしょうか。

研究費の確保という 大学側の事情も 理解したいですが 激務に耐え 夜昼なくでかける家計の大黒柱を支えてきた家族に 犠牲が行くことのない そして 多くの人が さらに良い医療を受けられるための 制度設計を考えてほしいと願っています。  



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