栃東親方、セレブ断髪式…ユーミンが花束!TUBE前田は土俵で熱唱 ― スポーツ報知
脳こうそくを患い、昨年5月に引退した大相撲の栃東親方(31、元大関)=玉ノ井=の「引退断髪披露大相撲」が2日、東京・両国国技館で行われた。北京五輪の野球日本代表・星野仙一監督やシドニー五輪柔道金メダル・井上康生がまげにハサミを入れ、TUBEのボーカル・前田亘輝が歌を披露。超豪華な式は約1万人が詰めかける満員御礼となった。
次々と土俵に上がる各階の著名人に、満員の館内で無数のフラッシュが瞬いた。栃東親方の断髪式は、現役時代からの顔の広さが表れた超豪華なものとなった。
98年名古屋場所を観戦して以来のファンだという歌手・松任谷由実は、土俵には上がれないため断髪前に花束を贈呈。父で師匠の玉ノ井親方(元関脇・栃東)の友人・星野監督、02年に知人に紹介され意気投合した井上康生ら約300人がまげにはさみを入れた。
涙の断髪式、栃東「人生の新たな出発 ― スポーツ報知
「傷だらけのhero」- yahooミュージック
「おとりんの一言」
断髪式でTUBEの前田亘輝が歌った「傷だらけのhero」、この歌を直接聴いたことはないが、
「ボロボロになったって昨日の自分には負けられない たとえ打ちのめされようとも 休むワケにはいかない」という歌詞は、度重なるケガに泣かされながら関脇陥落から大関に復帰し、優勝をなしとげた栃東の相撲人生そのものという感じがする。
あまり好きではない大相撲でも、真摯な土俵態度に好感を持ち、ひいきにしていた栃東が病気で突然の引退した時には、本当に残念に思っていた。
栃東親方は、来年9月には玉ノ井部屋を継承して後進の指導に当たるが、その手腕に思いを託したい。