近事変々

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※表題の「変々」は字面の遊びです。(念のため)

北区のさんぽみち(5)・・・「王子・滝野川エリア」

2012-04-12 13:22:53 | 近事変々
10日の火曜日、翌日からはお天気が崩れそうな気配があり、石神井川の桜を見に行くことにした。
ちょうど、「王子・滝野川エリア」が石神井川に沿って設定されているので、これ幸いとばかり、王子駅北口からスタートした。

「北区のさんぽみち」・・・「王子・滝野川エリア」
www.kanko.city.kita.tokyo.jp/data/b/index.html

「王子・滝野川エリア」・・・「観光スポット」
www.kanko.city.kita.tokyo.jp/data/b/list.html



「王子カルチャーロードギャラリー」 は、王子駅北口のガード下がそうらしいが、きちんと確認せずに通り過ぎてしまった。
このコースは、王子駅北口から 「音無親水公園」 の方に出て、ここから石神井川沿いに進むのである。

 

 

折しも、「音無親水公園」には花見客がおおぜい繰り出していたが、「音無親水公園」を過ぎると石神井川の桜は高い護岸に邪魔されて見えなくなる。
すぐ気がついたのだが、このコースは駅から見て左側のルートをたどるようになっているのである。
そこで、音無橋の下からエレベーターで橋の上に出て対岸に移った。



 

ほどなく、植込みの陰に「赤ちゃん寺・正受院」という案内板があったので、左手の路地に入って ② 「正受院(滝野川 2-49-5) に行ってみた。
思惟山浄業三昧寺と号する浄土宗の寺院で、ご本尊は阿弥陀如来像である。
参道入り口には中国風の鐘楼門があり、本堂左手には江戸時代後期の探検家・近藤守重(重蔵)の甲冑姿の石像が設置されている。

 

 

石造近藤守重坐像/北区の歴史と文化財
www.city.kita.tokyo.jp/misc/history/history/da235.htm

正受院から元に戻って先へ進むと、「松橋」のそばに ③ 「緑の吊り橋・音無さくら緑地 (王子本町 1-6先) という小さな公園がある。



この緑地は旧石神井川の流路を利用した公園で、「緑の吊り橋」という橋も架かっている。
最初は正門らしき所から入ったのだが、名前に反して桜の木はほんの数本しかなかった。

 

緑の吊り橋」を渡ってみようと反対側まで戻って渡ってみたが、頑丈そうに見えた割にはかなり揺れが激しかった。
おまけに、渡った先は民家の敷地らしい所で、そこを抜けると「松橋」の手前に出てしまった。

 

気を取り直して先へと進むと、 ④ 「金剛寺 (紅葉寺=滝野川 3-88-17) の手前にある「紅葉橋」に至る。
ここは、以前来たことがあるのだが、写真を撮るためにちょっと寄ってみた。

 

「金剛寺」は瀧河山松橋院と号する真言宗豊山派の寺院で、ご本尊は不動明王像である。
この付近一帯は、徳川吉宗の命によりカエデが植えられ、紅葉の名所であったことから「紅葉寺」とも呼ばれており、源頼朝が鎌倉入りの際に布陣したという伝承もある。

 

少し先に行くと「滝野川橋」があるが、その手前に、 ④ 「音無もみじ緑地 (滝野川 4-2先) という公園がある。
すり鉢状の護岸を利用した親水公園となっており、割と広い園庭では桜の花が咲き誇っていた。

 

次は、 ⑤ 「寿徳寺・谷津子育観音 (滝野川 4-22-2) に通ずる「観音橋」で、橋を渡ってすぐの所に、 「谷津大観音」 が鎮座している。
2008年12月に開眼供養が行われたもので、台座を含めた高さが8.5m、重さは5tの銅製の座像である。

 

寿徳寺は南照山観音院と号する真言宗豊山派の寺院で、ご本尊は木造観音菩薩坐像である。
「谷津子育観音」としても知られているほか、新選組の近藤勇、および隊士の菩提寺でもある。

 

このコースは、ここからJR板橋駅前にある ⑦ 「近藤勇と新選組隊士の墓 (滝野川 7-8-10) に行くのがモデルコースになっているが、今回は石神井川沿いを更に進むコースを取った。

 

「音無こぶし緑地」を経て「板橋東いこいの森」を抜け、埼京線のガードをくぐると「東橋」があり、ここで、このコースは終わりになる。
いままで歩いてきた所は「武蔵野の道・石神井川コース」でもあり、遠く練馬区高野台まで続いているのである。

 

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