近事変々

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谷保天満宮例大祭(2)・・・古式獅子舞

2011-09-30 09:10:33 | 民俗・行事
古式獅子舞というのは、一人立ち三頭仕立ての、いわゆる三匹獅子舞である。
谷保天満宮の古式獅子舞が初めて舞われたのは、天暦3年(949)2月25日で、村上天皇より獅子頭三基と天狗面を 下賜されたときからと伝わっており、国立市の無形民俗文化財にも指定されているとのことである。

万灯行列が終了してから小一時間ほど過ぎて、階段から古式獅子舞の道中が下りてきた。
一行は、役人、棒使い、道化、天狗、囃子方、獅子、歌人など他所とはかなり違う構成であった。





獅子舞は、神楽殿の前に設えられた土俵の中で、全ての舞が舞われるのだが、あまり大きな動きは見られなかった。
最初に2組4人の少年による棒使いが、棒と太刀を使って場を清め、その後に、三匹の獅子と天狗による舞が奉納される。





花笠やささらといった役回りはなく、獅子頭も古色蒼然といった趣きで、肩から下は鳥の羽根の代わりに色紙で作られた垂(しで)が飾られていた。



「女獅子隠し」などの演目や、途中で道化が加わっての舞も行われるのだが、解説がよく聞こえなくて、どういう場面なのかはほとんど分からなかった。







小一時間ほどぶっ続けで舞うのはいずこでも同じだが、舞い手の疲労は半端ではないだろう。
こうした伝統ある民俗文化財を継承している保存会の皆さんに敬意を表しながら、境内を後にした。



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