近事変々

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清瀬市指定無形民俗文化財・中清戸日枝神社の獅子舞

2012-07-16 12:07:28 | 民俗・行事

きのうは、蒸し暑い最中、久しぶりに三匹獅子舞を見に行ってきた。 場所は、清瀬市中清戸二丁目にある日枝神社・水天宮である。 清瀬駅北口から15分ほど、けやき通りを経て、志木街道を少し北上したところにある。

  

  

日枝神社水天宮|清瀬市中清戸の神社/猫のあしあと www.tesshow.jp/tama/emurayamakiyose/shrine_kiyose_hie.html

清戸の獅子舞/近藤英一郎「東京の祭り」members2.jcom.home.ne.jp/ichikondo/07%20kiyotonoshishimai.html 

「清戸の獅子舞」は風流系一人立ちの三匹獅子舞で、昭和52年に清瀬市の無形民俗文化財に指定されている。

 「東京都清瀬市にある、日枝神社に伝承される獅子舞。 永禄年間(1558-1569)、八王子城主で柳瀬滝の城(埼玉県所沢市)を支城とした北条氏照が武運長久を祈り奉納した事に始まる。滝の城落城後に城内より獅子頭が持ち出され、清戸周辺に伝わったとされている。  雄、中、雌の三獅子に山の神が加わるめずらしい獅子舞である。」《(戦国時代Wiki - livedoor Wiki(ウィキ)》

ここの獅子舞は、午後3時からと午後7時からとの2回演じられるが、午後3時からの演武を一通り見てきた。 午後3時、社務所から出た一行は、境内の脇を抜けて志木街道に出、そこから道中が始まる。 道中は、山の神(河童の化身のようだ)が行く先々を清めの踊りを舞いながら、あらためて日枝神社の鳥居をくぐり、舞庭へと進んでくる。

  

  

舞庭でも、まず、棒使いが場を清めたあと、山の神の差配によって全てが進行する。 よそと違うところは、山の神もそうだが、花笠は2つだけで、纏いのように棒で支えられており、「ささら摺り」はいない。 獅子が顔を隠す布が、縁者の顔が透き通るような薄い紅白の布であった。たぶん、絹布ではないだろうか。

  

  

舞庭は白い円が描かれただけのものだったが、以外と狭く、その中で、山の神と三匹の獅子が、同じような動作を何べんも繰り返していた。

 

最後の方になって、どこでも見られる「花めぐり」、「女獅子隠し」のような場面もあったが、炎天下で小一時間も踊り続ける演者は、かなりの重労働ではないだろうか。 衣装の肩口あたりは汗で濡れており、介添え役がうちわで風を送ったり、顔の汗を拭う場面もあった。

 

 

 

このところ外歩きを控えていたわが身には、運動不足がてきめんに表れ、立ち見の途中で腿の付け根に痛みを感じるようになってしまい、途中で小休止をせざるを得なかった。 一通りの舞が終わって、また別の場所でも続きがあるらしかったが、腿の痛みが引かないので、そこまでで、あきらめて帰ってきた。


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