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近事変々

思いつくまま、気の向くまま綴る「おとりん」のサイトです。
※表題の「変々」は字面の遊びです。(念のため)

福寿草に春の訪れを知る

2008-02-19 10:00:20 | 花好きずき
 先日、なにげに裏庭の植木場のほうへ行ってみたら、片隅に一株だけ植わっている福寿草が一輪、落ち葉の中に咲いていた。
落ち葉をどけてみると、小さな蕾がいくつもあったので、そっと、元通りに落ち葉をかけておいた。
 それから数日後、どうなっているのかなと確かめにいったら、三輪ほどが陽射しを浴びて大きく咲いていた。
蕾も大きくなって、もうすぐ開きそうなのもあったので、晴れていさえすれば、まだ一週間やそこらは咲き続けてくれることだろう。
 毎年、決まっていまごろに咲く福寿草は、わが家に春の訪れを知らせてくれる花の一つでもある。







【福寿草(ふくじゅそう)】

・金鳳花(きんぽうげ)科。
・学名 Adonis amurensis
     Adonis : フクジュソウ属
     amurensis : アムール川流域の
           (黒竜河:中国北東部)
 Adonis(アドニス)は、
 ギリシャ神話に登場する、イノシシの牙に突かれて死んだ青年の
 名前に由来。
 傷から出た血のように赤い花にたとえた。
 (欧州産の本属のものは黄色ではなく赤い花だそうです)。
・開花時期は、2/1頃 ~ 3/15頃。
・黄金色の見事な色の花。
・光や温度に非常に敏感で、昼間でも日がさえぎられると1~2分で
 花がしぼみ、再び日があたるといつの間にか花が開く。
 寒い時期に咲くので、花の中の温度を下げないための工夫をしている
 らしい。
・花が終わる頃、人参(にんじん)の葉のような、こまかい葉が出てきて
 一面に広がる
・たくさんの別名をもつ。
  「元日草」(がんじつそう)や
  「朔日草」(ついたちそう)など・・・。
 旧暦の正月(2月)頃咲き出すことから、新年を祝う花としてあらん
 限りのおめでたい良い名がつけられたと思われる。

(出典:「季節の花300」)