近事変々

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※表題の「変々」は字面の遊びです。(念のため)

わが家の立葵 (たちあおい)も花が咲いた。

2007-06-08 14:05:12 | 花好きずき
 散歩道のあちこちで立葵 (たちあおい)の花が咲いているのを見かけるようになった。
植えっぱなしにしておいても毎年花を咲かせている場所が多いようだ。
うちの庭にもぜひ欲しいと思い、数年前から子苗を失敬してきて移植したり、種をまいたりしてみたが、なぜかちっともものにならなかった。
 ことしになってようやく株も大きくなり、真っ赤な花が咲くのを見ることができた。まだ咲き出したばかりなので、これからしばらくは次々と咲いてくることだろう。
ところが大きな葉が好物の虫がいるらしくて、葉はほとんどが穴だらけになってしまっている。















【立葵 (たちあおい)】

・葵(あおい)科。
・学名 Althaea rosea
   Althaea : アルテア属
   rosea : バラのような
 Althaea(アルテア)は、ギリシャ語の「althaino(治療)」が
 語源。薬効があることから。
・開花時期は、 5/25頃~ 8/ 末頃。
・小アジア、中国の原産。日本へは古くに薬用として渡来した。
 唐の代以前は、蜀葵(しょくき)の名前で一番の名花とされた。
  日本では、平安時代は「唐葵」と呼ばれたが江戸時代に今の
  「立葵」になった。
・人の背丈以上になり、ぐんぐん伸びる。でも強風には弱いようです。
・「葵」とはふつうこの「立葵」のことを指すらしい(葉がどんどん
 太陽の方に向かうのところから「あうひ」(仰日)の意)。
  ただし、京都で毎年5月15日に行われる「葵祭り(あおいまつり)」
 の「葵」はこの立葵ではなくて、江戸徳川家の紋所として知られる
 「双葉葵(ふたばあおい)」という名の草です。
・別名 「葵」(あおい)、
  「花葵」(はなあおい)、「梅雨葵」(つゆあおい)、「唐葵」
  (からあおい)、「ホリーホック」。
  「ホリーホック」英名。
  ”ホリーホック聖地”から きており、12世紀頃の十字軍が
  シリアからこの花を持ち帰ったこ とから。

(出典:「季節の花300」)