おしる子日記

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きょう7月13日の東京新聞に、流山市にお住いの作家辻野弥生さんがご講演と紹介されました

2023-07-13 | イベント

きょう7月13日(木)の東京新聞朝刊に、二〇一三年に「福田村事件 関東大震災・知られざる悲劇」を地元流山市の崙(ろん)書房出版から発表した流山市にお住いの作家辻野弥生さんがご講演されたと紹介されました。

 



柏で「福田村事件」について講演された様子を紹介する朝日新聞記事

 

以下、誌面より

関東大震災で行商ら9人殺害 

福田村事件、語り継ぐ 

柏で集い120人出席

 

一九二三年九月一日に発生した関東大震災の混乱のさなか、福田村(現・千葉県野田市)三ツ堀で、香川県の売薬行商団が住民らに殺害された「福田村事件」について考える「福田村事件を語る集い」が七日、柏市のアミュゼ柏で開かれた。かつて事件や朝鮮人虐殺を調べて本を書いた著者らが思いを語り、百二十人が耳を傾けた。(林容史)

 

 市民団体「福田村事件を記録する旧田中村・民の会」が主催。関東大震災では発生直後から、「朝鮮人が井戸に毒を入れた」「火を付けた」など、「朝鮮人来襲」の流言飛語が広がり、県内を含め各地で多くの朝鮮人らが虐殺された。

 

◆本を出版 辻野さん「デマ、差別…止められなかったのか」 

 

講演したのは、同人誌を主宰する辻野弥生さん(82)。二〇一三年に「福田村事件 関東大震災・知られざる悲劇」を地元流山市の崙(ろん)書房出版から発表した。「野田の人には書けない」と託され、調査に取りかかったいきさつを話した。

 関東大震災から五日後の六日午前十時ごろ、香川県から行商に来ていた被差別部落の男女十五人が、茨城県に向かうため福田村の香取神社で休憩しているのを自警団が見つけた。朝鮮人を疑って尋問し、隣の田中村(現柏市)にも助けを求め、暴行を加えたり、利根川に投げ込んだりして九人を殺害した。犠牲者の中には二、四、六歳の幼児三人もいた。妊娠中だった二十三歳の女性も殺害され、胎児を含めると犠牲者は十人ともいわれる。

 辻野さんは「行商の鑑札を持ち、周りでは『日本人だ』と言う人もいっぱいいたのに、なぜそこで踏みとどまらずに殺してしまったのか。デマに惑わされ、職業や民族に対する根強い差別意識が、群集という塊となり止められなかったのか」と見解を示した。

 

◆朝鮮人事件調べる平形さんも登壇

 

 県内の朝鮮人虐殺事件を調べ、犠牲者の追悼に取り組む船橋市の平形千恵子さん(82)も登壇。福田村事件で殺害された被害者の遺族から「殺されたのは朝鮮人だけではない」と、電話で知らされたときの驚きを振り返った。

 事件現場で菊の花を手向けた遺族が「(香川に)お墓はあるけど骨がない。あなたたちを連れて帰りたい、一緒に帰りましょう」と語り掛ける姿に、平形さんは深い苦しみを感じ取ったという。

 横浜市から集いに参加した元高校教諭の女性(62)は「一体何なのだろうと、事件がずっと引っかかっている。地元の人たちがどう思っていたのか、声を聞きたい」と訴えた。

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