定年時代より転載させていただきました。
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流山の鈴木清子さん
義母の介護体験もとに絵本を手作り
図書館に寄贈
流山市の鈴木清子さん(61)はこのほど、義母の介護体験をもとに創作した手作り絵本「みどりのおうち」(22ページ、オールカラー)を流山市立中央図書館に7冊寄贈した=写真。同絵本は、同図書館を含めて森の図書館、おおたかの森こども図書館、木の図書館など市内の図書館7館で貸し出しができる。
この絵本は、義母の介護体験をもとに物語を作ったほか絵や製本もすべて鈴木さんが手作りした。「認知症になったおじいちゃんおばあちゃんも、昔はいろいろなことができ一生懸命子育てしてきたんだよと子どもたちに理解してもらいたいと思い、絵本を作りました」と話す。絵本の作り方は、手作り絵本サークルに入会して習ったという鈴木さん。「みどりのおうち」は2冊目の自作となる。
かつて小学校の教諭をしていた鈴木さんは義母の介護のため離職した。その際、流山市社会福祉協議会に相談して施設を紹介してもらい、義母は紹介してもらった市内の施設で穏やかな生活を送っているという。現在、鈴木さんも普段の生活を取り戻し、地元の流山東深井で民生委員の主任児童委員として活動している。「認知症のいる家族に対して周りの人がちょっとしたサポートをしてあげれば助かることも多いのです。この絵本が認知症を理解する上で何かの役に立てればありがたいですね」と話している。
問い合わせは流山市社会福祉協議会04-7159-4735
なお、鈴木清子さんの介護体験をもとにした手作り絵本原画展と手作り絵本の作り方の展示を、4月30日(月・振替休日)から5月30日(水)まで、森の図書館ギャラリーガラスケースで開催します。
お問合せ:森の図書館 04-7152-3200
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