リフォーム徒然なるままに Reform turezure naru-mamani

我が家のリフォーム日記です。忘れないように記録していきます。参考になれば幸いです。

和のすすめ(30)言の葉の 声心地よい 和の響き:ko to no ha no ko e ko ko chi yo i wa no hi bi ki

2015-10-20 09:39:00 | Weblog

言の葉の
声心地よい
和の響き

ことのはの          ko to no ha no
こえここちよい      ko e ko ko chi yo i
わのひびき          wa no hi bi ki

 


 

みなさん、和の国へいらしたら、ぜひ日本語で話してくださいね。

音楽のような、美しい和の言葉の響きがあなたを心地よくします。

なぜ、心地よいのかはあなたが、日本語を話したり聴いたりしているうちにご理解いただけます。

 


 

と言ってもなかなか難しいので、答えを言います。

日本語は母音が日本語をコントロールしているから、とても美しいのです。

例えば、今回あげた句、

言の葉の
声心地よい
和の響き

で考えてみましょう。

これを全て音で表すと、
ko to no ha no
ko e ko ko chi yo i
wa no hi bi ki
となります。

これを限りなく早口で、つまり、切羽詰まった状態で言うとどうなるでしょう。

k t n h n
k e k k ch y i
w n h b k

なんとなく理解できるような気がします。

この句を見ている読者の方には、分かると思います。

しかし、全く見ていない方には多分、意味が分からないでしょう。

しかし、これらのほぼ子音に、しっかり母音をつけて発音するとどうなるでしょう。

ko to no ha no
ko e ko ko chi yo i
wa no hi bi ki

誰にでもしっかりと意味が伝わるのです。

しかも、母音の響きが美しい!

子音に確実に母音がつくことにより、和の言葉、日本語は誰にも分かりやすいのです。

つまり、言葉として、美しく自己制御されるのです。

言い換えれば、日本語をしっかり母音まで発音することは、 日本語自らを美しく制御すること、スマートにコントロールすることになるのです。

 

 


 

 

制御された日本語は、このブログでいくつも例をあげてきましたが、とても美しい。

サラブライトマンさんの「Kaze No Torimichi」
(日本語のススメ(14)●日本語 母音の響く 美しさ: ni ppo n go bo i n no hi bi ku u tsu ku shi sa)
平原綾香さんの「なごり雪」
(日本語のススメ(15)●日本語 ポップス聴いて 覚えよう:ni ppo n go po ppu su ki i te o bo e yo u)
Silent Silenさんの「ユメオイ」「l×U」(あいみすゆう)
(日本語のススメ(20)●サイサイの日本語popularすぐ歌い:sa i sa i no ni ho n go po pyu ra - su gu u ta i)(日本語のススメ(8)●大津波 忘れられない I miss you)
など例をあげればきりがありません。

このコントロールされた美しい日本語を、あなた自身が和の国へいらして、
「おはようございます o ha yo u go za i ma su」
「ありがとうございます a ri ga to u go za i ma su」
など、日常の単語から覚えて、話しかけることをしてみてください。

きっと生きた美しい日本語を聴くことができます。

ホテルや旅館の方や店員の方などから。

和の国へいらして、制御された美しい日本語を聴かないなんてもったいなさすぎます。

 


 

 

念を押しますが、ほとんど母音が聴こえない日本語を聴いても意味がありませんよ。

母音のない日本語は、日本語ではありませんから。
制御されていないからです。
発話者自身さえも制御されていないからです。

だから、ちっとも美しくないのです。

例えば、
「おっす」
もともと
「おはようございます」
です。
それを、母音を一つ一つつけるのが面倒だからと、母音を最初のoと最後のuの2つに省略したのです。

uさえ聴こえないことがあります。

o ssu

ではなく

o ss

と聴こえます。
母音が欠落して1こになっています。

こういう日本語はちっとも美しくない!
「聴く価値ない!」
のです。

子音だけの日本語は日本語では、ありません。

美しくない。
心地よくないからです。

繰り返しますが、こういう日本語は、言葉自体だけでなく、発話者自身がコントロールされていないということが、聴いていて分かります。

病気で、息も絶え絶えならしかたありません。
母音が出ないのは。

しかし、健康な人が母音をそぎ落として、日本語を話していたとしたら、
「この人大丈夫かな?」
と思われるでしょう。

もうご理解いただけたと思います。

 

 


 

 

和の国へいらしたら、きちんと母音を発音される方の 日本語を聴かれることをお勧めします。

まるで、音楽を聴いているようですよ!

YouTubeなどで日本語を聴かれる場合も同じことが言えます。

きちんと母音を発話されている方の日本語を聴きましょう!

a,i,u,e,oの母音をきちんと発音されている方は、自分自身と日本語をコントロールしています。

コントロールされている方の言われることが信用されるのは、洋の東西を問わないでしょう。

和の言葉、日本語は母音が言葉をコントロールしているのです。

言葉自体と話者を。

 


 


ことのはは、「言葉の端」のことです。

この句では、言葉一つ一つの端(はし)という意味で、「ことのは」としました。

この句では「母音」を言います。

母音はとても大切です。

あなた自身を人前にさらけ出してしまうことになりますから。

 


 

 

誰でも、びっくりしたり急いだりすると、早口になり母音が欠落するようになります。

つまり、自己制御(セルフコントロール)できない状態になります。

一時的にこうなるのはしかたありませんが、いつも続くようだと心配です。

こうした、心配な方は日本語を聴くと、すぐわかります。

話し口調で分かりますから。

逆に、日本語をゆっくり話すことは、自己制御にもなります。

その意味でも、日本語をゆっくり話す(母音をしっかり発音する)ことは、セルフコントロールにも効果があります。

美しいだけでなく。

 


 

 

あなたも日本へいらして、母音のはっきりした日本語を話しませんか?

聴いてみませんか?

前回の句、

リュックから
iPod落ちると
娘が教え

のような、きれいで美しい日本語を聴くことができますよ!