リフォーム徒然なるままに Reform turezure naru-mamani

我が家のリフォーム日記です。忘れないように記録していきます。参考になれば幸いです。

リフォームの真髄は浮世絵と同じ

2006-10-09 08:17:19 | Weblog
7日から8日にかけてある温泉へ宿泊した。
そこで、3つ素晴らしい体験をした。

(1)

折良く、中秋の名月(今年は6日だった)が東の海上から海面を照らしながらのぼってきた。
時々雲に隠されるときがあるが、そのときは海面だけを月明かりが照らし幻想的な雰囲気になる。
周りは、遠く急な斜面にたつホテルや旅館が遠くに明かりを点している。
満月の光はこうこうとさえわたり、ますます明るさを増す。
海面の月明かりは、波で左右にゆらゆらと広がる。
上にはこうこうとさえわたる月明かり、下にはその光をうつす大きな湾。
台風の大雨が空気をきれいにしていったので、光はいっそうさえわたっている。

丘の中腹にある旅館からは、その全景が見渡せる。
私は、夢かまことかといった不思議な感じにしばらくとらわれていた。

まるでラッセン(ラッセン)の絵のようだ。

幻想的なんだけど、不思議な現実感がある。
そして、癒される。

(2)

朝、大浴場へ入ったときのこと。
上部がまるで障子のようになっている。
そこに、竹の葉の陰が映し出されている。
見事に一幅の墨絵ができあがっている。
朝日の金色と竹の葉のダークグレーの素晴らしいモノトーンである。

(3)

その大浴場へゆく道々、通路に浮世絵が飾られている。
それもさりげなく。



8日、2つ注目する出来事に出合った。

(1)

朝、日本経済新聞を読んでいたら、浮世絵その後(下)外国人画家と題する記事があった。
浮世絵には関心があったので詳しく読んでいたら、ジャックレーが(フランス人でありながら浮世絵を明治期に描いたらしい)こう言っているとのこと。
「日本が世界に誇るべき芸術は版画、歌舞伎、金蒔絵」
「なぜ、日本人はこんな良いものを積極的にやらないのか不思議でならない」
そして、浮世絵の本質を端的に、
「多色木版画は音楽のようなものだ。画家、彫り師、刷り師の間のハーモニーがなければ、すばらしい絵を作りだすことができない」
金蒔絵はよく分からないが、版画、歌舞伎ともハーモニー、つまりチームワークが真髄。

(2)

夕刻、親戚があつまってある寿司店(回転寿司)で息子が帰ってきたので宴会。
まえはファミリーレストランだったのが改装されてできた店。
回転寿司でありながら、個室があり2時間以上ゆっくり楽しむことが出来た。
その個室に、さりげなく「浮世絵」がかざられている。
それ以上にびっくりしたのが、ICチップを利用した精算システム。
色別に皿を分けて数えやすくしていたら、全くその必要がなかったのだ。
ICリーダーで皿をなぞってわずか1~2分で精算。


我が家のリフォームもチームワークが真髄。
Xさん、Zさん、そしてリフォームの仕事を直接して頂いた職人さん、うちの家族のチームワークで出来ました。
そして、ブログを読んで頂いた方々の応援なしにはできませんでした。
ありがとうございました。

でも、まだまだ続きます・・・