丸森町から! 一條己(おさむ)のほっとする丸森

15頭の乳牛と田に30羽の合鴨。畑に特産ヤーコンを作っています。訪れるだけで「ほっとする町」丸森町の様子をつづります。

H29年6月定例会一般質問  「まちづくりについて」

2017-05-27 13:53:08 | 日記

昨日、質問原稿を提出してきました。29日が期限でしたが

3日前から雨が降ったので、なんとかできました。

 

3日前は東京ガールの獣医さんが、自分の手術した牛の「抜糸」にきて

気持ち良さそうに糸を抜いていきました。

その日は、新任の女性の獣医Tさんも一緒に来て

「アカハネ病」の予防接種をしていきました。まだ、研修中です。

蚊が持ってくる、妊娠している子牛が奇形になる病気の予防になります。

 

H29年6月定例会一般質問  

要約      まちづくりについて

 

舘矢間地区に新しく、認定こども園ができる。

保育所と児童館が閉鎖され、丸森と舘矢間のこども園に子供たちが通うようになったら

地域と家庭は、大変心配である。

そして、閉鎖は小学校にも繋がる心配もあり、若い親の方々や子どもたちが地域から離れ、

伝統や文化・わざ・地域の営みの継承も困難になる。

一人でも幼児や子どもたちの姿が見える、関われる地域の形が良いと思う。

また、町は、重点作物の6次化などの取組を推進して農業の活性化に力を入れ、

各地区の職場の確保や耕作放棄地の解消に繋げようとしているが、

人がいなくなってはそれもできなくなる。

子供対策や6次化など、実際地域の方々によりそったことに、多くの予算化をする必要がある。

次の点について、町長の考えをうかがう。

 

1、    8地区毎の特徴を活かしながら、住民自治組織を核として

協働による人と地域が輝くまちづくりの推進をどう考えているのか。

 

2、    あぶくま荘建て替えについて

(1)  あぶくま荘建て替えについての進捗状況はどうか。

(2)  あぶくま荘建て替え後の戦略を考えた時、

現在、クラスタなど丸森町に進出している若い方々の意見を聞き、

周辺と一体になった、お客様に喜んでいただける取組や、

安全できれいな周辺整備をすべきだがどうか。

 

 

全文    まちづくりについて

 

第1点として、8地区ごとの特徴を活かしながら、住民自治組織を核として

協働による人と地域が輝くまちづくり推進について。

 

28年度の資料を見ると名取市の一般行政職は353人推計人口は77,322人、一人の職員当たりに対する市民の数は219人、

隣の角田市の一般行政職は199人、推計人口は29,861人、一人の職員当たりに対する市民の数は150人です。

丸森町は一般行政職は137人、推計人口は13,731人、一人の職員当たりに対する町民の数は100人です。

丸森町が大変な改革をして努力をしてもこうです。町の面積や産業の集約、交通アクセスなど

様々な違いがあるからこうなるのでしょうが、地域も同じです。

 

今回の一般質問では、8地区では地域のみんなが知恵をだしあって、いろいろな取り組みをしていますが、

町がその足をひっぱってしまってるじゃないか。そうならないよう気をつけていろんなことをやってほしいということです。

 

人が少ないので、農協 閉鎖。(それだけの理由でも無いかと思われますが...)  

中学校統合もありました。今度、館矢間地区に新しく認定こども園をつくるので、保育所や児童館も閉鎖になるようです。

丸森と舘矢間の子供園に子供たちが通うようになったら地域は、大変心配です。

 

町では、第5次丸森町総合計画基本構想の基本理念で、

「地域の個性を活かした協働のまちづくり」として

「これまで守り、培われてきた地域の風土、産業、コミュニティなどの8地区ごとの特徴を活かしながら、住民自治組織を核として協働による人と地域が輝くまちづくりを進める。」とあります。

 

 基本方針では、①「郷土愛で支える元気なまちづくり」の中では、

笑顔で子育てができるよう教育・保育施設の整備や子育て支援体制の充実を図り、

若い世代が子供を産みやすく育てやすいまちづくりを行い、

子供たちが丸森で生まれ育ったことを誇りに思える環境づくりを進める。

 

 学校教育においては、次代を担う子供たちがのびのびと心豊かに安心して学ぶための学校教育環境を整備し、

さらには、「郷土愛」を育むための取組みなど、家庭・地域・学校が連携した教育環境の充実を図る。

 

 また、地域のまちづくりやコミュニティを担う人材の育成と、生涯学習による幅広い学習機会の提供、

スポーツ・レクリエーション活動の振興によって、すこやかで共に学び、育ち、支え合う取り組みを進める。

 

 丸森の歴史・文化を伝える史跡や伝統芸能などの保存・継承を図るとともに、

ふるさと学習を通して地域の理解を深め、郷土愛を持ったまるもり大好き人を育てる。

 

 このような計画を実現するために子供園の設置など進めているのでしょうが、

 

仙台の高校に入学した子供への対策について私が提案した時も、町では検討しないと言いましたが、

現在は子供の高校通学が便利な所に引っ越す家庭の話も聞きます。

保育所・児童館の閉鎖は小学校にもつながる心配がありまして、若い親の方々や子供たちは、

地域からはなれていくのではないかと、伝統や文化・わざ・地域の営みを継承も困難になる。

小学校維持のために山村留学の取組などもされていますが、そんな努力は無駄にならないのでしょうか。

 

子供たちが通園する手段は家族等の送り迎えですが、地域で仕事をしている家庭では新たな負担になります。

年齢の小さな幼児など近くの保育所や児童館が良い子供もいるかもしれません。

一人でも幼児たちの姿が見える。関われる、ちいきの形が良いと思います。

本人たちが子供園を選んでしまったならそれで良いでしょうが、閉鎖するからいなくなるとは違います。

子供や家族に寄り添った行政が必要と思います。

 

また、重点作物や6次化などの取組を推進して農業の活性化に町は力を入れています。

それは各地域の職場の確保や耕作放棄地の解消になるわけですが人がいなくなってはそれもできません。

町内には木工製品の製作をしている地域(丸森こけし、耕野の丸太の椅子)もあります。

登米市津山町のもくもくランドのように、森林組合や大学教授などの協力を得て、丸森町も本格的に森林活用に取り組んではいかがでしょうか。

 

これまで、インバウンドや東北放射光誘致など大きなプロジェクトに1億円ずつ予算化しました。いろんな事業を含めて総合的に良い影響を町に与える取組みですが、子供対策や6次化など実際地域の方々に寄り添ったことにもっと予算を回すことが必要です。

 

町長の考えをお伺いいたします。

 

 

第2点としてあぶくま荘建て替えについて

 

あぶくま荘建て替えについては以前もお伺いいたしましたが、庁舎内に検討委員会をつくって検討するということでした。

その後の進捗状況はどうでしょうか。

 

それから、周辺整備についてお尋ねいたしますが、町長も分かっていると思いますが、あぶくま荘建て替え後の戦略を考えたときに、

周辺と一体になったお客様に喜んでいただける取組みや、安全できれいな周辺整備が必要です。

 

あぶくま荘が立地している地域の方々は、かかし街道、チューリップ園など、毎回新聞やTV等に取り上げられるほど有名になっております。

その周辺には田んぼが広がっていますがそれらの利用も大切になってきます。

もちろん愛敬院やキャンプ場も震災以後着々と誘客に成功しています。

「あそこにはあれがあ  るから行ってみたい」と皆が思う、何かシンボルになるようなものを考えていると思いますがどうでしょうか。

 

キャンプ場も、バージョンアップして、以前町長が言っていたように、オートキャンプもできるようにするなどすべきです。

幸い、ドローンの教習所を経営する方やクラスタなど現在丸森町に進出している方々は、キャンプ用品やキャンプ場の利用に長けているようです。

若い、丸森デビューが新鮮な人の意見を聞くことは大変貴重と思います。

 

もちろん、委託先が決まっているのですから、

あぶくま荘を含めて、その方々の最高と思えるものにすることが後々の頑張りにもなります。

将来、もうかったからと、町に還元できるようなものをつくって頂きましょう。

 

以上2点について町長に伺います。

 


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