3、学校と地域の役割について教育長の考えを伺います。
これまでは各地域で住民の方が関わって子どもたちを大切に育ててきました。大人と子供の交流、学び合いの機会が沢山あったから地域の個性的な教育も生まれてきました。子どもは大人と接する機会が多いほど成長するのが早いようです。でも、少子化は様々な変化を生み出しています。中学校や保育所の再編などがそれですが、私の住む丸森地区には、伊具高校、丸森中学校、丸森小学校、タンポポ子供園があります。丸森町の多くの子供たちが集まってきました。子どもたちとどう接するか丸森地区民の責任が大きくなったような気がします。教育長はどうお考えでしょうか。
11月14日に伊具高校生と議員の懇談会に参加しました。ワークショップ方式で、「丸森のここが好き」「好きをもっと広げよう」をテーマに作業をしたのですが高校生の「丸森のここが好き」は自然や食べ物・文化財に加えて、人の良さが入ってました。初めて来たときに道を教えてくれたとか、アルバイトや職場訪問。成功者の話を聞くことも好まれているようです。高校の文化祭では、生徒の人数分の商店のチラシ作製や職場体験の様子が展示されていて、ふるさと教育やキャリア教育の成果がわかりました。
丸森町まち・ひと。しごと創生総合戦略の「心豊かな人材を育む教育の充実」「現状と課題」の中で家庭・学校・地域が密接に連携を取りながら、様々な社会経験やゆとりある家庭生活を通じて豊かな人間形成に努めるとともに、郷土愛をはぐくんでいくことがもとめられている。基本方針では「、次世代を担う子供たちが安心して快適に学ぶことのできる環境の整備、郷土愛を醸成する教育に取組み、心豊かな人材をはぐくみます。」とあります。
家庭と学校と地域が学校運営協議会を通して取り組んでいるのですが、例えば、笑い話のようですが、私はそういうのが好きなのでお話ししますが、学校の学習のスケジュールを住民と共有して、たとえば、今は掛け算九九を習ってるから皆で暗唱してみるとか、英語を習ってるから単語を覚えてみたり、今は県道沿いに丸森小学校の案内看板がないのですが、神明社下の信号のところに「ようこそ丸森小学校へ!駐車場はこちらです」と日本語と外国語で表示するとか、ローマ字や因数分解、微分積分など、全部私のギャップだったものですが、映像や音楽を流して見せるのもギャップを克服するのに効果がありそうです。そうやって触れ合う機会をふやす。また、住民の方は小学校の運動会で今年の一年生はラジオ体操が上手だったと言ってました。朝交通安全週間などで指導していると田町・深山周辺の一年生は10人ぐらいの集団で登校してきますが、みんなで大きな声での挨拶はもちろんですが、今習っている歌などを合唱していきます。姿を見るのが楽しみになります。