こんな記事がありました
猛烈な暑さが続きます。歳を喰ったせいか、毎年ごとに今年は一生でいちばん暑かったなどと言っては笑われています。
実際には観測史上一位だとかいう一昨年には及ばないものの、4位の去年を凌いで今年のほうが暑いのではないでしょうか。なんせまだあと正味1か月ありますもんね(げっそり)。
ところで大笑いなのは、あれほどまでに電力会社が「原発がなければ大停電するぞ、ピーク時電力は致命的に不足だぞ」と騒いでいた電力事情が、事実上の原発ゼロのままなんのことはないスルスルと済んでしまったことです。
電力会社では現場はほっと胸をなで下ろし、経営トップは苦虫をかみ潰していることでありましょう(笑)。
いちばんの赤恥はなんと言っても関西電力なのは間違いありません。関西電力はこの春に大飯原発の再稼働を求めてなんとのたまうていたのか。
同社は5月時点で受容が3000万kWに対して、供給電力は2500万kW強しかないので15%電力不足をすると言っていたわけです。
ところが実際にはどうだったのでしょうか。8月9日の直近時点での大阪府市エネルギー戦略会議資料によれば電力実態はこうです。
・8月6日現在のピーク時供給電力・・・3000万kW(大飯原発分含む)
・同 ピーク時電力需要・・・2600万kW
・同 剰余電力・・・400万kW
関西電力はぬけぬけと大飯3号、4号機の稼働があったからと言いたいようですが、この合計発電量は236万kWにすぎません。
つまり、大飯原発を動かそうとどうしようと、164万kWは剰余していたのです!
その上、関西電力は大飯の再稼働に合わせて火力発電所1基の稼働を停止させ、その上5基の火力発電所はとうとう稼働させずじまいでした。バカバカしい。国民を愚弄するにもほどがあります。
その上に、西日本各地の電力会社からの融通可能電力は合わせて1000万kWでした。結局、この電力融通もなしで済んでしまいました。
これでいかに5月時点で盛んに流されていた電力会社の電力試算が虚偽に満ちたものであるのかが露になりました。
関西電力経営陣の本心は、原発を塩漬けにして不良債権化したくない、その維持費負担コストから逃れたい所にあったことは今や明らかです。
女川原発はどうなんでしょうかしらね?
再稼動する方向なんでしょうね~
反対です。
若者が定住する豊かな町にするために。
ある意味しがらみのない底辺の我々の声が再稼働を防げるのでしょうね。