丸森町から! 一條己(おさむ)のほっとする丸森

15頭の乳牛と田に30羽の合鴨。畑に特産ヤーコンを作っています。訪れるだけで「ほっとする町」丸森町の様子をつづります。

丸森出身の人気パティシエ池田一紀さんの話を聞いてきました(3)

2016-01-28 20:55:34 | 日記

4年間で2店舗4月には3店舗

店舗展開の中で作る方と経営をどうしているのか

私は会社みたいにじっとしていない。うろうろしている

私はやりたいことがあるので、得意な人にやってもらう

お菓子の箱は簡単な絵を描いて、デザイナーに任せると10倍も良いものが出てくる

1~2週間いなくても、店はぶれない

今日来た「斉藤さん」(右のメガネの男性)丸森出身で務めて1年。簡単な製造から販売までなんでもできる


今、パテシェは16人ぐらいいる

店全体で38人~忙しいときは60人ぐらいになる

2店舗の訳は

ひまなときもある~場所により売れる時期と売れない時期がある

雪が降るとあっちはだめだが、こっちは良いもある

 

フランスの菓子店ではでは、20歳~60歳の店員がいる

年に関係なくつき16万円ぐらいの給料だが

週35時間~1日7時間働いて~他は休む

天才と言われる人は、休みがなくて働いている

 

「カズノリ・イケダ」の店では、機械化もしているが

味に関係ない部分、パッケージなど効率化をしている

厨房は売り場を狭くしても、他より広くしているが

パリでは4倍も広い

 

名前をフルネームで店の名前にした訳は(個人名だがそれでやろうと思っていた)

やはり、ブランドですね

「モンブラン」でもいいが、お客さんは、作っている私のの名前を知らないだろう

「マツモトキヨシ」がいい例で逆に名前を聞いて薬屋だとわかる

自分の名前がブランドになれば、美味しいと、作っている人の名前、どちらも解決する

 

最大のライバルは「コンビニ」

安くておいしい

それに勝つには、ブランド力~エルメス、ルイビトンと同じ

セブンイレブンで買ってきたよりも

「カズノリ イケダ」で買ってきた。と言う方が

どちらも美味しくても

「カズノリ イケダ」の方が美味しいと感じられるようなものを作りたい

 

和菓子屋は、老舗の方がブランド力があるが、

パテシェは、新しい名前の方がブランド力ができる

フランスがえり溶かしたばっかりの人の方がブランディングしやすいが

美味しいものを作らなければならない

 

質問時間

丸森中学校のパテシェになりたい女子生徒が母親と一緒にきていたので、アドバイス

女はパテシエール。男はパテシェと呼ばれる

料理学校は40人入っても~残るのは5人だけ

手は荒れるし、眠いし大変な仕事だが

10年ぐらいやれば、やっと作れるようになって、楽しくなってくる

何の仕事も同じだろう

2つの道があったら、30歳ぐらいまでは大変な方を選ぶといい

と言うアドバイスをいただきました

この後、懇親会がありましたが私は帰りました

  《終了》

 

 

 

 

 

 

 


丸森出身の人気パティシエ池田一紀さんの話を聞いてきました(2)

2016-01-28 15:45:12 | 日記

クロワッサン~昨年の10月から400円でだした

美味しいと思うもの以外は店に出さないプライド~まかないで食べる

「カズノリイケダ アンディヴィデュエル」は~お金儲けではない

原価が以前100円の材料が~400円に値上がる

2種類売っている

240円のクロワッサンは日本のバターを使う

400円のクロワッサンはフランスののバターを使っている

400円のクロワッサンは、六本木と渋谷のホテルと仙台の「カズノリイケダ アンディヴィデュエル」だけ

お菓子はもうけが少ない

それでもやっているのは、「楽しい」「おいしいものを食べてもらおう」という心

~お金儲けだけをするなら、ほかにあると思う

これから、

店を東京・海外でやるのは、お金儲けではない

いまのスタッフがプライドを高く持てる

彼らの、履歴書が高くなる

自分で金の管理はほとんどしない

クロワッサンはやりたくなかった

お菓子屋がパンをするのは難しい

3個でも時間が同じくかかる

でも、スタッフが他の店のクロワッサンが美味しかったというので、

自分だったらもっとおいしいのが作れるヨ

1日100個

発酵させる窯が100個分

「みんなで売れるなら作ってみな」と言った

フランスのバターだから高いんだと説明して、作った人が売るように言った。

その代わり、味の意見は妥協しない

パリで出しても売れるような、美味しいというようなお菓子を作る

同じ、フランスの粉、バターを使って作ってもフランスで食べるほうが美味しい

輸送してくると物は劣化している

同じワインでも船便で来たのはフランスの高級ワインでもまずい

航空便で来たのは値段も高いが美味しい

 

いま、自分の中でフランスのと日本のお菓子の溝を埋める自信がでてきた

穴を埋めるため、6百万から7百万円のお菓子を食べた

~フランス人が何を食べて美味しいのかを知るためだった

今、太っているのは、日本に来てからもほとんどの時間食べ歩いているから

パンフレットのやせた写真と違うようになっているので、痩せようとはおもっている

 

お菓子屋~自分の中でゴールはない~5年で、10年でと目標はある