丸森町から! 一條己(おさむ)のほっとする丸森

15頭の乳牛と田に30羽の合鴨。畑に特産ヤーコンを作っています。訪れるだけで「ほっとする町」丸森町の様子をつづります。

H24年12月定例会一般質問。次世代に良い故郷を残すために

2012-12-02 10:48:16 | 日記

通告 番 議席7番 一條 己

 

次世代に良い故郷を残すために

.11の東日本大震災から20ヶ月が過ぎ道路や下水道の復旧や各地で除染が始まった。また、「丸森中学校」や「たんぽぽ子供園」が完成して子供たちの新しい生活の様子は私たちに明るい希望を与えている。そんな中で「次世代に良い故郷を残すために」2点についてうかがう。

1点目は、震災復旧と交通安全安全について伺う。

震災後、福島県・宮城県の沿岸部の復旧が急ピッチで進んでいる。丸森町の人材や資材が大きな役割を果たしているのを町民の皆さんは好意的に思っている。一番大きなものは、砕石や御影石である。資材の不足もあり、朝6時から夜の9時ごろまで営業をしている業者もいるようだ。それらは県道丸森・梁川線を通って丸森大橋で角田方面と大内方面に別れ大内でまた国道113号線と角田・大内線に別れ相馬と山元に運ばれていく。その途中には、急なカーブや傾斜・狭い道のところもある。その道路を通常の何倍ものダンプカーが通るようになった。そのような状況を見て、交通安全のためにどのような対策をとっているのか。住民から見ると何もしてないようで不満の意見がある。

最初、住民の不安は通学中の子供に何かあったらどうするというもので、「震災復興のためだからトラックが通るのは良いが、スピード・一時停止を守るように警察が注意しないのはなぜだ」と、いわれて私も危険な箇所を観察したり角田署・丸森交番に何度か足を運んだりしたが、警察にも沢山の苦情が寄せられていることやそれを会社のほうに連絡していることがわかった。最初は「それでも交通ルール守られてない」といった不満だったが、最近は「あそこは狭いから安全に通るため私の土地を歩道や待避所にしては」とか「復興工事で交通量が増えているのに道路に問題があるのではないか」等に変わってきた。

特に道路の狭い県道丸森・梁川線と角田・大内線は今後も採石場の製品需要が見込まれることや町から一番近い常磐自動車道の山元にスマートインターが設置されることなど将来を考えるとすみやかな対応が必要である。子供たちと町民が安全で快適に生活していくための取り組みについて町長の考えを伺う。

2点目は学校統合や保育所の跡地利用について伺う。

私はこれまで跡地は福祉施設にしてはどうかと提案してきたが、その利点の1つは、ほかの町の施設を利用していた方が地元で暮らせるということ。2つ目は雇用の場が生まれるということである。各地のまちづくりセンターを見ればわかるように職場があれば想定したよりも若い方々が勤めている。外に出て行くのを防ぎ、出て行った方を呼び戻す。一石二鳥の取り組みである。

そんな時福祉事業は儲からない事業であることが問題となる。最初はボランティアで始まったのだろうから当然だろう。車椅子の方がいれば2回以上にはエレベーターが必要になる。建物の改修や風呂の設置などが必要になったりすることもある。事業や利用の仕方により、地域や建物の規制や法律が違ったものになる可能性もある。

元中学校の体育館は災害時の避難施設になっている。東日本大震災のときも南相馬の方がひっぽ中学校に避難したが、お風呂や停電のときの発電機など確保の難しい部分があった。福祉施設ならば、一般の高齢者も災害のときに利用可能な部分が多々ある。隣にある施設として災害時に協力をして支援などができるように協定を結ぶなどしてそれらの負担の助成なども含め、支援を積極的に行い、誘致を進めるべきである。

高齢者や障害者のかたが生まれ育った町で介護を受けたり仕事をしたりする。それを見守る就労の場も生まれる。災害のときは避難された方は協定によりいくらかでも快適な生活ができる。町長の望んでいるような町の姿と思うが町長の考えを伺う。

 

候補者に要望を出しました

津波と原発事故による放射能汚染という東日本大震災の「被災県国会議員」として、県民と共にさまざまな苦しみを乗り越えこれから復興に向けて取り組んでいっていただくことをお願いいたします。

 

重点要望事項

 

 ~丸森町は放射能に汚染されました。脱原発です。~

1、脱原発の活動をされたい。

2、中間指針の見直しをして、実害・風評被害・精神的被害の損害賠償を実現するよう取り組まれたい。

3、子供たちの健康調査の継続と情報の公開に取り組まれたい。 

 ~ 震災復興予算を使って~

4、県が国直轄事業に計画している国道349号線の早期実現に取り組まれたい。

5、丸森町から常磐自動車道路への最短乗り入れが可能になる県道角田・大内線に接続する山元スマートインターの実現に取り組まれたい。