丸森町から! 一條己(おさむ)のほっとする丸森

15頭の乳牛と田に30羽の合鴨。畑に特産ヤーコンを作っています。訪れるだけで「ほっとする町」丸森町の様子をつづります。

畜産農家のいなわら

2011-07-18 21:58:58 | 日記

私は6月の下旬から

県のホームページ「知事への提言」をはじめ

 町、県会議員、国会議員などに陳情をしてきました

参議院議員

  桜井 充 殿

陳  情  書

                     平成23年7月13日

住所 丸森町字小保田30

丸森町酪農組合

一條 己

放射能に汚染されて給与自粛している牧草に関する陳情書

平成23年3月11日、東日本大震災発生時の東京電力の過失により放射能が日本全国にばらまかれました。

丸森町においては5月19日の県の原発事故を受けての放射能汚染牧草サンプリング結果報告がなされました。以来、県の指示により、我々酪農家50戸は約270ヘクタールで生産された牧草ロール約6000個を牛舎近くに保管し、給与を自粛しています。その様子はTV等で大々的に報道され今日まで我々の経営はもとより、町内の観光や農産物も風評被害により大打撃を受けています。

7月6日には町長と議長に現地視察をして頂きまして、酪農家等の悩みや現状の認識を深めていただきました。農業は町の基幹産業で町では観光や商工業とタイアップし特産品開発や直売所の振興を図ってきたところです。そんな中でも酪農は販売金額・農地の集約・後継者の確保と一番の優良な産業です。

以上のことを踏まえて次の4点について行政の責任として早急に実現するよう、県・町を指導・助言していただきたく陳情いたします。

 

1、     考えていただくと解かるように、ラッピングロールされて保管されている牧草は膨大な量で鋤き込むにしても埋設・焼却するにしてもとても個人ではできないと思われます。つきましては処分する場所の確保や方法については行政のほうで対応をお願いいたします。

2、     丸森町の筆甫地区で、ラッピングされた牧草の放射線量を簡易測定器で測ったところ4.63μ㏜の値を示しました。避難勧告の範囲と思われます。そのような危険なものを住宅等の近くに保管することを指示した行政の責任のとりかたと、各地区の牧草の測定、酪農家の被爆健康調査等の実施をお願いいたします。

3、     現在北海道の酪農学園大学を通じて牧草の支援を頂いています。運送料は大学の義援金で行われてきましたが5台分で精一杯ということです。牧草はまだあるそうですので運送料の支援を町や県・国にお願いします。

 4、東京電力や国への損害賠償請求は牧草放射能汚染報道以来、    風評被害を受けている農産物販売や観光事業の減収を含めて町で行うようにご指導お願いいたします。

などの内容です。

 

先週になり、牧草ロールをけんえい牧場で400個ほしいとか

運賃を支援する団体があるとかの情報が県のほうから来ました。だんだんやる気が出てきたかなと思ってた矢先に汚染藁の肉牛の報道です。

私のぎょうせいへの問いかけでは町は県が県は国がと指示待ちで自分の責任逃れとも思える対応です。何人かの担当者がいても情報を共有していないようです。

そんな事なかれ主義が今回の肉牛の事件に発展したようです。

上からの指示待ちで、それに含まれなかった稲作農家に指導がなかった。福島県のこれまでの取り組みには大変な努力をしてるなと評価してますが、それでも、網の目から落ちてしまった。宮城はまだまだ

仕事をしろという指示がまだでてないようです。

酪農家の家には汚染された牧草がまだほとんど残ってます。誤って食べさせたら。今度は牛乳が汚染されてからでは遅いので、十分な代替え資料の確保と汚染牧草の処理、生活の保障が早急に必要です。

 

子育て世代の皆さん ぜひ、参加してほしい講演会があります

町主催ではなく「野呂美加さんとお話し会実行委員会」だそうで

当日のスタッフも募集してるそうです

ブログでも報告しましたが私が先日行った、伊達市の講演会でパネラーをされました

チェルノブイリの子供たちを20年間

夏休みの期間日本で保養させる支援をしてきた方です

『チェルノブイリへのかけはし』代表 野呂美加さんのお話です

「いのちの」未来のために 7月31日 舘矢間まちづくりセンター

                         午前9:30~12:00

お申し込みは 北村みどりさん  資料の準備の都合上

TEL FAX 0224-78-1916まで必ず連絡ください

参加費500円

子供の休憩室はあるそうです