う～ん。
面白い。面白いけど、なんかどっかで好きになれない。素直に好き！って感じにはなれないですね。
それはきっと作為的な感じがしてしまうのか、やっぱりマミさんの描写が薄かったから素直に感情移入出来ないのか、
感覚的に新鮮だし唸らされるんですけど、決してリアルな話ではないよなあ・・・。
よくよく考えると結構都合の良さも目立ってますよね。
タイミングよくマミさんの敗北とか、
タイミングよく男の謎の苛立ちの解放とか、
まあその気持ちも分かるけど、正直あのタイミングだと作られた印象を持つのもある意味普通だとは思うんだけど。
仕組みやアイディア、テーマ性が秀逸で画期的なのは分かるけど
どうにも感情を感じない作品なのもまた事実ではあります。
多分、本当にこの物語を好きになれないのは、そんな作為的っていうかある意味あざとい部分なんじゃないかって今書いてて思います。
けど、ストーリーは順調に動いていて好印象。そこに感情移入出来るかはともかく、良く出来た商品なのは揺るがないと強く思う。
ただ、やっぱり個人的には好きにはなれそうにもない作品って感想を持ってるのもまた事実って話です。
なんか色々な意味であてつけくさい。でも、そこが刺激を与えてるっていうのも分かりはしますね。
とにかく一筋縄ではいかない作品ですね。良くも悪くも、ね。
一方で、まどかが「私は憶えてる！」って力強く宣言した場面は素直に素敵だなって思えた。
まどかは、シンジくんと似たキャラ造詣な気はします。普段はウジウジ、でも時々格好良い的な。
ある意味エヴァの再来とも言えそうなアニメかも、です。