君は転んで血を流す

もう僕は夢のあとが見たいから

魔法少女まどか☆マギカ 第1話「夢の中で逢った、ような……」 感想

2012-04-06 00:04:33 | まどか☆マギカ




今更、ですが。東京MXで再放送があったので。




あの時は割と流し見といいますか、そこまで真剣には観てなかった作品だったので
割とブログ等でもスルーの対象になりがちだったんですが
あれから1年経って
もう震災の影響とかも気にしなくていいので
これを機にフラットにしっかり向き合って観て、感想もまた書いていこうかな、って思います。
これから毎週木曜日に東京MXで11時からやるんでその直後に書いていく形になると思うけど。
その環境で見られる方も多いと思うし、
改めて振り返って自分なりの視点で見るって意味でも取り組む価値はあるんじゃないかな?と考えて。
1年前の作品ですが、半ば新作みたいな扱いで、咀嚼して行こうかなって思います。
あの頃ブームに乗りそこなってしまった方々もこれを機にこの作品の良さっていうものを共に再確認して行きましょう!って目論見でね。


さて、一話。
冒頭の衝撃展開から途中のほのぼの、んで最後は急展開っていう何とも忙しい作り
今観ると最初っからある程度は詰め込まれた作りだったんだねえ。
ただ、いかにも平和そうな途中から
一気に辛気臭くなる後半の落差って言うのは確かに目を見張るものがある
この時点である程度悲惨なストーリーになるのは半分目に見えてはいるんですけど
だからこそ当時の自分はその穴に落ちるのを避けたかった
微妙にあからさま過ぎて
逆にそこから逃げたくなってたんだなあ・・・と今改めて観ていて思いました。ただ、もう一つ思うのは
今観るとほむらがね、本当に唯一正しい人間に見える、っていう(笑)。
その辺は正直な所
結末知ってた方が感情移入しながら観れる節があるので
今一度最初から観てみるのも面白いんじゃないか、とか思う。
同時に最もまどかやさやかに取ってためになる行動を取ってるのに
全然理解されないのも若干悲しいな、、、と思いつつ
けど彼女の行動が全部が全部正しいって結末でもなかったと思うとその辺もまた複雑ですね。
何にせよ、この時点で既にある種の風格のある作りなので
後はその渦に飲み込まれるだけ、かな。
当時は穴に落ちるのが嫌だったんですが、その穴の中身がある程度分かってる今は、正直に落ちておこうかな、と。
そんな気持ちの良い違和感だらけの、衝撃の前触れって印象の第1話でした。

しかし今観るとさやかって随分とハイテンションなキャラだったんですね。
微妙に百合の気配を感じさせつつ、ちゃっかり想い人がいて、頼れるところなんかもあったりして
反面まどかって某シンジくんを髣髴とさせるぐらいおどおどしたキャラ造詣で
そんな対照的な部分もそれなりに面白いし
後はラブレターの下りとか、半熟卵の下りとか
そういう日常描写のバカバカしい部分、ほっこりした部分の挿入もまた
後半一気に不穏になる異空間描写、ほむらの残虐描写の引き立てに役に立ってるかな、と。
そんな細かい部分に注目して観るのもまた面白い作品ッスね。
稀代のヒット作品と呼ばれた本作品
この春、再放送をきっかけに、改めて触れて再考していけたら、それはとっても嬉しいかなって。
ま、そんな訳で来週以降もよろしくです!一緒に再放送盛り上がって観てくれたら個人的には嬉しいです(笑)。




ちなみに、再放送で再考しようと思ったきっかけは、
俺妹Pの企画でまどかとコラボしてたのも一要因だったりします。
元ネタ知っといた方がいいじゃんね?っていう。まあ再放送では気に入れれば、って今はフラットにそう思いますよ。うん。