君は転んで血を流す

もう僕は夢のあとが見たいから

(アニメ)未来日記 第24話「検索中」 感想

2012-04-02 00:49:27 | 2011年 秋アニメ




因果を越えて。




みねね様奇跡の復活!!・・・という事ではなく、デウスの身代わりとして、ムルムルの野望を、由乃の世界の延々ループを
食い止める為に自身の力を託してある種自分が朽ちた後の監査役として残したそうな。
ムルムルが由乃に肩入れする理由は
前の世界で一度神になったので、それに使える気持ちから、、、って事で中々に魅せてくれますなー。確かに監査役としてはみねね様が適任な気はする。
何よりも延々と世界を廻されたんじゃデウスの当初の目的なんて全然叶わないですよね?
だってそれじゃ新世界なんて永遠に創られない訳だし。
雪輝にとっても不毛な事実であると同時に、神にとっても防ぐべき事象って事で通常異常にスケールが大きくなった感はありますが
どうせならトコトンまで盛り上げて欲しいので、この流れは個人的には歓迎。これまた次週が待ちきれないですね。

2年前の由乃は、既にもう監禁生活を食らっていて畳の草を食べて生きてるくらい恵まれてない
可哀想なお子さんで母親もまた病んでいて
その反動で自分の絶対的な幸せを求めるようになってしまった、と。それが殺人をする免罪符には当然ならないとは思うけど
何もかもが不自由な世界に生まれて育って来たからこそ、色々な感覚が麻痺してしまったんだろうなあ・・・って事で
その憎悪の一端になった親の教育が根本的には悪いって話になるんですよね。
せめて普通の、幸せな家庭だったならばあんな風にはならなかっただろうに。運命って残酷だ。
そんな彼女を解放してあげられるのか、罪から救ってあげられるのか。本当の意味で幸せに出来るのか。珍しく男らしかった今週の雪輝
最終的に彼がどんな決断を下してどんな結末を迎えるのか。みねね様と共に注目して観ていきたいと思います。この面白さは加速する一方ですな。
ある種あの母親の影響下で育ってきた由乃だからこそ手を掛ける事に躊躇が無く、生き残れる強い要因として何度も君臨出来てるのかもしれません。
引導を渡せるのは、それこそ雪輝しかいない。




由乃にとっては心中よりも、永遠に一緒に居られる方が嬉しいって価値観なんですね。
それもまた親からの弾圧で不遇な幼少思春期を送ったからこそ強く願ってしまうんだろうな。
そう考えると一概に責める事も出来ないんだよなあ。上手いつくりになってるもんですな。