君は転んで血を流す

もう僕は夢のあとが見たいから

サッドマシーン/ART-SCHOOL 12.4.4

2012-04-11 17:20:08 | 今日の好きな歌




「俺妹」の新刊読んだら頭の中が「俺妹」だらけになっちゃった。そんな水曜日。




歌とか物語って日常に必要不可欠だと思ってて。
何故かって言うと、それがなきゃ鬱になっちゃうんですよね。単純に。
やっぱり頑張りたい気分の時には勇気を貰いたいし、ダウナーな気分の時には辛いねって言って欲しいっていうか・・・。
確かになくても生きてはいけるけど、死んだように生きてても正直意味無いですから。
多分娯楽がなかったら今頃全部諦めてたかもしれない。
活きる為には、絶対に表現が必要だと思う。だからこそ語り部になりたい気持ちはあって。

救われた分、返したいっていうのかな?
俺妹の最新刊にもそんな表現ありますけど。
それって大事なことだとも思うから。





【第215回】 サッドマシーン/ART-SCHOOL





【俺を救って】

この曲は性急なサビにストレートなアンサンブルが乗っかって
それでいてサッドマシーンっていうタイトルもまた口ずさみやすく、シンプルで分かりやすくて。
意味も良く伝わるし。
ぬくもりのない冷たい生き物。
まるで悲しい機械の様に、無感情で不感症で、それでいてオンボロであることも否めなくて。
そんな自分自身と他者との関係に苦しみ、必死に助けてって叫ぶ歌
跪いてでも救って欲しいって言うあまりの無様さ
けど、その醜く不恰好でよわっちい姿こそ、何よりも人間らしくて別の角度から見れば美しい。そんな孤独な叫びが胸を打つと同時に
逆に言えば何が何でも報われてやるっていう気概なんかも感じたりして。「灰になる前に」ってフレーズこそ、そんな水面下に蠢く意思の証明になってると思う。
ライブでも鉄板的に盛り上がるナンバーです。今年は新作にも期待したいバンドですね。