松庵

シナリオライター
&絵コンテマンな
松浦の軌跡。

執筆の変移

2009-04-09 18:20:22 | なんでもない日々
先日、小説の書き方。とくに視点について、知り合いとお話する機会があったので、そのことを書いてみます。

小説は、本屋さんに行って数冊立ち読みすればわかると思いますが、
「私は」「僕は」
で書かれる、いわゆる一人称小説と、
「誰々は」
で書かれる、三人称小説があります。

もっと、細かく分けることも出来るし、どれにも当てはまらないようなタイプも存在しますが、それは省略します。

松浦は、つい最近まで三人称を好んで使っていました。
一つは、章を変えれば主人公を変更できて、いろいろな角度から物語りを掘り下げられるというメリットがあったからです。

しかし、ここ二作ほどは一人称を使っています。
感情移入という面で、こちらの方がいいかもしれないと思ったからです。
ただ、読者を最後まで引っ張る。あるいは、冒頭で読者を引き込むには、どちらが有効か? ということの実験です。

ちなみに、今月末に発売予定の著書『裏山の秘密基地』は、三人称です。
そして、アイレボブックスで発表している短編は一人称です。
よかったら、読み比べてみてください。
コメント
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