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コードブック

2012-06-19 15:00:00 | 日記
ギターを弾いて随分になるのだが、実は今でも時折コード・ブックを見る。

とはいっても、知らないコードを確認したりするためというよりも、
新しい響きのコードを探すためだ。

ギターという楽器はピアノとちがって、弦ごとにことなる音が平均に並んで
いるので、ひとつのコードをとってもいろんな押さえ方があるのだ。

ポジショニングによっては、メジャーコードでもマイナーのようにサウンド
することがある。

そしてこういう響きのちがいが、作曲や演奏に対する新たな
モチーフとなることが大ありなのだ。

また、コードを学ぶことは、とても根気のいる作業なのだが、
ある意味ギターの構造を学ぶことでもあり、そういう意味からも
実にいろんな発見があるのだ。

私が使用しているコードブックはこれ、


『A Chordal Concept For Jazz Guitar/Peter O'Mara』

これは以前、このブログでも紹介した『モーダル・コンセプト』の姉妹品、
同じ著者によるもの。
Peter O'Maraは大変優れたギターリストであり、私もCDもってるぞ。

上記の本は、コードを機能によって体系的にまとめたものであり、
沢山のヴォイシングが書かれているので、私にとってはすごく使いやすい。
時に、指がもう一本ほしい、と思うようなむずかしい押さえ方も書かれているが、
アコースティック・ギターなどで開放弦をうまく使いながら、美しいテンション・
サウンドを弾く人がいるが、それをカポタストなどを使わずにやるという、
私にとってはチャレンジでもある(もちろん開放弦が使えれば使うけど)。

タイトルは「For Jazz Guitar」とあるが、はっきりいってコードには
ジャズもカントリーもロックもないので関係ない。

ギターという楽器はピアノにくらべて自由度が低いと思われていて、
逆にそのことが、ロックやファンクなどのストレート・アヘッドな音楽の
創造には向くのだが、逆に楽器によって発想がしばられてしまうことがある。

ピアノとギターの両方が弾ける人の曲はやはりとても自由な発想から
生まれていることが多いと思う。

以前はそういうことがコンプレックスでもあり、ピアノを練習したことも
あるのだが(ピアノをもらったということもあるけど)、手がつりそうになり、
このままだと腱鞘炎になってしまうという、やむにやまれぬ事情により止めて
しまった。(もちろん、チャンスがあればピアノは弾きたいと思っている)

でも、この本に出会ってから、ギターに対する考え方が変わった。
ギターとは無限の可能性を秘めた楽器だと心から思えるようになった。
ギターを学ぶことは未知なるサウンドの発見だと思えるようになった。

よーし、目指すはジョニ・ミッチェルだ(なんでやねん!! 笑)。


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コピーのための環境整備その3

2012-06-18 15:52:10 | 日記
え~と、前回どこまで書いたっけ…。

そうだ、WAV等の形式の音楽データをピッチを変えずに、再生速度を
調整するソフト「BestPractice」を紹介したんだった。

ところで、どうやってWAV等の形式に変換するかというと、
前回も書いたようにネットでは無料のコンバータが数多く存在する。
なのでお好みのものをダウンロードするのがよかろう…。
(なんていい加減なんだ!!)

ちなみに私は「FoxTab Video Converter」なるものを使用しているが、
他にも「RealPlayer」がある。これはインターネットへの検索機能も
あり、Youtubeとも連動しているので大変に便利だ。
これにはプレミアム・ヴァージョン(有料)と基本ヴァージョン(無料)の
2種類あるが、私は基本の無料ヴァージョンを使用している。

私の場合は、

「Real Playerで検索」→「ビデオのダウンロード」→「データ変換」

までをRealPlayerだけを使用して一気にやってしまうことが多い。

ただしこういう便利なソフトで無料となると、常に広告メールが
流れてくるというわずらわしさがある。
まあ、多少のことには目をつぶって、ひたすらメールを削除する…。

ネットなどで配信されたデータはこれで大体処理できるわけだ。

さて、次の問題は、レコードやカセット・テープなどのアナログ・データを
パソコンに取り込む方法、いわゆるハードディスク・レコーディングというやつ。
これに関しても大変すぐれた無料のソフトを発見した!!

これに関してはまた次回にまわそう、大変楽しみである(自分でいうな!)


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コピーのための環境整備(その2)

2012-06-09 14:52:09 | 日記
普段、コピーを行うための媒体(メディア)にはいくとおりかあって、

(1) CD
(2) インターネット等の配信データ
(3) レコード
(4) カセットテープ

などである。他にもDVD等があるのだが、映像はこの際関係ない
(厳密にはギターのポジショニングなど大いに参考にはなるのだが)
ので大別するとこのくらいだろう。

この中では(2)の「インターネット等の配信データ」の比重が今後は
ますます高くなることが予想される。

これについての対策としては、

「配信データ」→「CD化」

が理想である。
しかしながら、前回も書いたように自作のCD-Rの読み込みに対応して
いるオーディオ機器である必要があり、今でも古い機器は対応していない
ものも多い。そして前回紹介したわが名器、
『TASCAM Portable CD Guitar Trainer CD-GT1』も残念ながら対応していない。
したがって、TASCAMがCD-Rに対応するのを待つしかないのだが、

う~ん、これをなんとかしたい。

というわけで、CD化せずにすむ方法、つまりパソコン上で、再生速度を自由に
コントロールし、しかもピッチはそのままの(デジタル処理するってこと
だから原理的には可能なはず)、アプリケーション・ソフトウェアを探してみた。
どうせ探すなら、シェアウエアよりフリーウェアがいい(当たり前だ)。

そしたら、あった!!!!

「BestPractice」

これはWAV形式の音声データのピッチはそのままで、テンポはほぼ自由に
コントロールできる、まさにドンピシャ! しかも無料!!!!

一応、パソコン上でのコピー作業という第一の目的は果たせた。


しかし実際使ってみるとわかることなのだが、パソコン上での作業というのは、
マウス・ポインタで画面のボタンを押して操作することになるのだが、
これが実にわずらわしい。
コピーという作業は、「ポーズ」あるいは「巻き戻し」と「再生」
ボタンを何度も何度も押すということになるのだが、
この「ポーズ」を正確なタイミングで行うのが至難の業である。
『TASCAM Portable CD Guitar Trainer CD-GT1』などだと、ボタンを
押せばよかったのが、

「マウスをもつ」→「ボタンの位置にマウスをもってゆく」→
「マウスでボタンを押す」

という3段階になる。しかもマウスをもつ右手にはピックをにぎって
いるのだ。私は器用なほうで、コピーする時は右手にピックとペンを
もって作業するのだが、それでマウスを動かすことはさすがにできない。

必然、聴き取りたい所定箇所の時間(秒数)を覚えておいて、
それからタイム・レバーを調整して対応するが、やはりロスが大きすぎる。
タイム・レバーの反応が良すぎて、「巻き戻し過ぎて」しまうためだ。

まあ、こういう問題はキー配列を調整するなりすれば解消できるはずなので、
ここではよしとしよう。

要するにあとは、

「配信データ」→「WAV等のデータ」

であるが、実はこのコンバータ関連のソフトウェアはネットで無料のものが
無数にある。

それに関しては、また次回報告することにしよう。

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コピーのための環境整備(その1)

2012-06-08 17:56:06 | 日記

『TASCAM Portable CD Guitar Trainer CD-GT1』


昔、友人の家にオープン・リールの録音機があった。
再生速度をコントロールできるすぐれもので、
自分たちの声を録音して、再生速度を上げ下げして、
楽しんだものだ。

「うわ~、ジャイアント馬場みたいや~ん!!」

私のようなギター少年(いまではギター中年)は、
憧れのミュージシャンの演奏の聴き取り(いわゆるコピー)
をしたものだ。
一体何台のカセット・テープレコーダーをぶっ壊したことか。
このコピーという作業、なれてくると速いフレーズも、和音も
聴き取れるようになるものだが、それもやはり程度問題である。
再生速度を調整できる機械があればいいのにといつも思っていた。

私のギターの先生は譜面の書き起こしを仕事にしていたのだが、
ある日、『TASCAM Portable CD Guitar Trainer CD-GT1』という
非常に便利なものがあることを教わった。
そういうものがあると私のような「コピーおたく」は矢も立てもたまらず、
早速購入した。



もう、10年くらい使っているなあ。
再生速度を段階的に50%までおとすことができて、しかもピッチは変わらない
(上述のようにアナログだと再生速度を変えるとピッチもかわってしまう。
50%まで落とすと、ちょうどオクターブになるからまだしも、変な速度に
してしまうと、キーやチューニングを変えなければならない)
メロディー・ラインはともかく、コードを聴きとる時には、非常に便利である。
ライン・イン、ライン・アウトの端子も充実しており、ヘッドフォーンで
耳がいたくなってくることもない。

ただし、去年机から落っことしてしまい、そのせいかi-tuneなどで、自分で
作成したCDはエラーがでて読み取れないことが多い(落っことしたせいでは
ないと思う)。

最近はこのシリーズもCD-GT2がでて、非常に洗練されたデザインなのだが、
その辺が改善されているなら、さらに使いやすい。

この機器を使いこなすための最低条件は「CD化」(デジタル化するだけではない)
である。

そう、i-tuneで作った自作のCDやはたまた、カセット・テープは、そして
レコードはどうするんだ、という問題は依然として残る。

そのための対策もじつは打ってある。それについては次回報告します。


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江古田倶楽部祭 6月16日

2012-06-04 13:17:24 | 日記
ライブ情報


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2012/6/16(土)江古田
江古田倶楽部祭

開場/開演:18:30/19:00~
会場:江古田「Livehouse Buddy」

西武池袋線江古田駅南口改札口から徒歩30秒
改札を出て右の双葉会館地下2階
ビルの上下にBUDDYという看板あり
B1・MF・1F がGAME CENTER 

前売/当日:2,000円/2,500円(+1ドリンク)
問い合わせ:江古田Livehouse Buddy
03-3953-1152(15:00~)

出演:本名カズトBAND、Centimeters、T.O.B.、垂水秀人
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今度の6月16日に開催されるライブ・イベント。

このブログで何度も紹介している本名カズトさん率いる「本名カズトBAND」
私が所属するバンド「The Centimeters」、そして堀江君の「T.O.B」、
それから若きシンガー・ソングライター「垂水秀人」が出演。

出演者のみなさんは、私が知っている人ばかりだが、
この企画が「江古田倶楽部」という我々がよく演奏しているところが
主催だから仕方なかろう。

でもジャンルは様々、お客様もさまざま。
(「様々」と入力したら、お客様様々と、三波春夫さんビックリの字面なのでやめた。)

江古田倶楽部に行くようになって、はや20数年…。
学生の頃は江古田に住んでいたので、しょっちゅう顔をだしてたな。
いろんな歴史をみてきた。本名さんのように20年以上の付き合いの人もいれば、
新しい出会いもあった。そして悲しい別れも…。

唯一変わらないとすれば、江古田倶楽部のマスターの「がんこな性格」
くらいのものである。
それにしたところで、おそらく変化はしているのであり、お互いに変化しているから
気がつかないだけのことだろう。

私の好きな歌にボブ・ディランの「The Times They Are a-Changin(時代はかわる)」
がある。

(…)
The line it is drawn
The curse it is cast
The slow one now
Will later be fast
As the present now
Will later be past
The order is
Rapidly fadin'.

And the first one now
Will later be last
For the times they are a-changin'.

線はひかれ
コースはきめられ
おそい者が
つぎには早くなる
いまが
過去になるように
秩序は
早速にうすれつつある
いまの第一位は
あとでびりっかすになる
とにかく時代はかわりつつあるんだから
(片桐ユズル 中山容 訳)

今の時代、「変わらないこと、変わらないもの」を求めようと、
私は思わない。
そんなことを信じているのは、政治家や官僚ぐらいのものだ。

時代の先を行こうが、取り残されようが、私は自分のペースで
変化していく自分を感じていたいだけだ。

というわけで、16日は夜露死苦~(ふる~!(笑))


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