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コピーのための環境整備(その1)

2012-06-08 17:56:06 | 日記

『TASCAM Portable CD Guitar Trainer CD-GT1』


昔、友人の家にオープン・リールの録音機があった。
再生速度をコントロールできるすぐれもので、
自分たちの声を録音して、再生速度を上げ下げして、
楽しんだものだ。

「うわ~、ジャイアント馬場みたいや~ん!!」

私のようなギター少年(いまではギター中年)は、
憧れのミュージシャンの演奏の聴き取り(いわゆるコピー)
をしたものだ。
一体何台のカセット・テープレコーダーをぶっ壊したことか。
このコピーという作業、なれてくると速いフレーズも、和音も
聴き取れるようになるものだが、それもやはり程度問題である。
再生速度を調整できる機械があればいいのにといつも思っていた。

私のギターの先生は譜面の書き起こしを仕事にしていたのだが、
ある日、『TASCAM Portable CD Guitar Trainer CD-GT1』という
非常に便利なものがあることを教わった。
そういうものがあると私のような「コピーおたく」は矢も立てもたまらず、
早速購入した。



もう、10年くらい使っているなあ。
再生速度を段階的に50%までおとすことができて、しかもピッチは変わらない
(上述のようにアナログだと再生速度を変えるとピッチもかわってしまう。
50%まで落とすと、ちょうどオクターブになるからまだしも、変な速度に
してしまうと、キーやチューニングを変えなければならない)
メロディー・ラインはともかく、コードを聴きとる時には、非常に便利である。
ライン・イン、ライン・アウトの端子も充実しており、ヘッドフォーンで
耳がいたくなってくることもない。

ただし、去年机から落っことしてしまい、そのせいかi-tuneなどで、自分で
作成したCDはエラーがでて読み取れないことが多い(落っことしたせいでは
ないと思う)。

最近はこのシリーズもCD-GT2がでて、非常に洗練されたデザインなのだが、
その辺が改善されているなら、さらに使いやすい。

この機器を使いこなすための最低条件は「CD化」(デジタル化するだけではない)
である。

そう、i-tuneで作った自作のCDやはたまた、カセット・テープは、そして
レコードはどうするんだ、という問題は依然として残る。

そのための対策もじつは打ってある。それについては次回報告します。


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