ブルース・ギタリストでありながら、今までブログでブルースのCDを
紹介したことってなかった気がする。
今日はブルースのCDを紹介する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/4a/9d134addd7e90285ca4b07b404c13eb1.jpg)
『Carey Bell's Blues Harp Band - Goin' On Main Street』
そのままやんけ! と突っ込みを入れたくなるようなバンド名、
もちろん、パーソネルはキャリー・ベル(ハーモニカ)、
そして息子のルーリー・ベル(ギター)が中心に編成されている。
ジャケットの裏にベースを弾いているのが「キャリー・ベル, Jr.」印刷されており、
ちょっと笑ってしまうが、こいつもキャリー・ベルの息子だろう・・・。
まあ、この際細かな詮索は意味がない。
キャリー・ベルというと「馬がいななくような」ハーモニカが有名だが、
このアルバムでは比較的オーソドックスに、ブルース・ハープを吹いている。
もともと、ロバート・ナイトホークなどと一緒にやっているわけだから、
そうとうキャリアがある人だ。いろんなスタイルをふまえて今に至るという
ところなのだろう。
ところでこのアルバムの最大の売りはもちろんルーリー・ベルの全面参加である。
一時期、アル中になりすっかりなりをひそめていたけど、最近は復活したのかしら。
いずれにしてもこのアルバムを録音している頃はアル中ではなかったのだろう。
すばらしいプレイをしているなあ…。
彼のように「指弾き(フィンガー・ピッキング)」スタイルは逆にその困難さゆえに
テクニックがクローズアップされることが多いものだが、彼の場合は、ピックを使おうが、
指で弾こうがカッコいいものはカッコいいというセンスのみで勝負しているその潔さが気持ちいい。
もう文句なしにカッコいい演奏である。センスのかたまりだと思う。
私にとってはマイ・フェイバリット・ギタリストの常時5位以内のランクイン的な人である。
先ほど、「ピックを使おうが、指で弾こうがカッコいいものはカッコいい」という
言い方をしたが、彼はさらに上を行く。
「指弾き」ならではの音、それが実にカッコいい、ということである。
まあ、私はとても合理的な人間なので、
「ピックで弾けばすむものを、わざわざ指で弾く必要なし」くらいに思っている。
だけど彼(ルーリー・ベル)の場合は指でなければならない。
それほど彼のサウンドの魅力は指弾きに依るところが多い。。
そういうシンプルだけど、必然的なところがいい。
(…)
思うに、ブルースって無駄が結構あるんだよね。
例えば、ブルースは即興演奏の技術を競っているところがあって、
それゆえ、ジャム・セッションとかギターバトルなどという催しが
そこここで行われている。
でもね、私はひねくれものである。
「えいや!!」ではじめてあわせて「わーすごい、すごい」ってやるくらいなら、
ちょっと1時間ばかり、事前に練習してアンサンブルのチェックをしたらよかろう、
と思ってしまうのだ。
12小節のブルースを知っているとか、知らないとかいう前に、初めての人とあわせるのなら
楽譜をわたすのが礼儀だろう(笑)。
彼らが勝負するのは知識の豊富さであって、センスではない。
もちろんすごいセンスのある人はいる
(俺のようにね(笑)、悔しかったらギターもって俺のライブに来い!)。
残念ながら自分はそういう曲芸的なことにはグッとこないんだよね。
どんな状況でも、自分は自分のプレイをする自信があるし、となりで
ジョン・コルトレーンが演奏していようとも、俺は俺である。
むしろ、となりにすばらしいミュージシャンがいることは喜びでこそあれ、
気がねなどする必要はさらさらなし!! 文句あっか!!
正直、自分が心がけているのは、「いかにもブルース的といわれるものを
演奏するのではなく、自分が本当によいと感じるものを演奏しよう」という
ことである。逆にブルースらしい演奏はなるべくしないようにしている(笑)。
そう、シンプルがいちばん(ってお前がいちばんひねくれとるやんけ!!)
だからあんまりブルースの話はしたくないわけだ…。
ネタ(知識)がないことがバレてしまう(笑)。
がんばろう、私が愛する人々
翻訳会社オー・エム・ティの公式ウェブサイト
紹介したことってなかった気がする。
今日はブルースのCDを紹介する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/4a/9d134addd7e90285ca4b07b404c13eb1.jpg)
『Carey Bell's Blues Harp Band - Goin' On Main Street』
そのままやんけ! と突っ込みを入れたくなるようなバンド名、
もちろん、パーソネルはキャリー・ベル(ハーモニカ)、
そして息子のルーリー・ベル(ギター)が中心に編成されている。
ジャケットの裏にベースを弾いているのが「キャリー・ベル, Jr.」印刷されており、
ちょっと笑ってしまうが、こいつもキャリー・ベルの息子だろう・・・。
まあ、この際細かな詮索は意味がない。
キャリー・ベルというと「馬がいななくような」ハーモニカが有名だが、
このアルバムでは比較的オーソドックスに、ブルース・ハープを吹いている。
もともと、ロバート・ナイトホークなどと一緒にやっているわけだから、
そうとうキャリアがある人だ。いろんなスタイルをふまえて今に至るという
ところなのだろう。
ところでこのアルバムの最大の売りはもちろんルーリー・ベルの全面参加である。
一時期、アル中になりすっかりなりをひそめていたけど、最近は復活したのかしら。
いずれにしてもこのアルバムを録音している頃はアル中ではなかったのだろう。
すばらしいプレイをしているなあ…。
彼のように「指弾き(フィンガー・ピッキング)」スタイルは逆にその困難さゆえに
テクニックがクローズアップされることが多いものだが、彼の場合は、ピックを使おうが、
指で弾こうがカッコいいものはカッコいいというセンスのみで勝負しているその潔さが気持ちいい。
もう文句なしにカッコいい演奏である。センスのかたまりだと思う。
私にとってはマイ・フェイバリット・ギタリストの常時5位以内のランクイン的な人である。
先ほど、「ピックを使おうが、指で弾こうがカッコいいものはカッコいい」という
言い方をしたが、彼はさらに上を行く。
「指弾き」ならではの音、それが実にカッコいい、ということである。
まあ、私はとても合理的な人間なので、
「ピックで弾けばすむものを、わざわざ指で弾く必要なし」くらいに思っている。
だけど彼(ルーリー・ベル)の場合は指でなければならない。
それほど彼のサウンドの魅力は指弾きに依るところが多い。。
そういうシンプルだけど、必然的なところがいい。
(…)
思うに、ブルースって無駄が結構あるんだよね。
例えば、ブルースは即興演奏の技術を競っているところがあって、
それゆえ、ジャム・セッションとかギターバトルなどという催しが
そこここで行われている。
でもね、私はひねくれものである。
「えいや!!」ではじめてあわせて「わーすごい、すごい」ってやるくらいなら、
ちょっと1時間ばかり、事前に練習してアンサンブルのチェックをしたらよかろう、
と思ってしまうのだ。
12小節のブルースを知っているとか、知らないとかいう前に、初めての人とあわせるのなら
楽譜をわたすのが礼儀だろう(笑)。
彼らが勝負するのは知識の豊富さであって、センスではない。
もちろんすごいセンスのある人はいる
(俺のようにね(笑)、悔しかったらギターもって俺のライブに来い!)。
残念ながら自分はそういう曲芸的なことにはグッとこないんだよね。
どんな状況でも、自分は自分のプレイをする自信があるし、となりで
ジョン・コルトレーンが演奏していようとも、俺は俺である。
むしろ、となりにすばらしいミュージシャンがいることは喜びでこそあれ、
気がねなどする必要はさらさらなし!! 文句あっか!!
正直、自分が心がけているのは、「いかにもブルース的といわれるものを
演奏するのではなく、自分が本当によいと感じるものを演奏しよう」という
ことである。逆にブルースらしい演奏はなるべくしないようにしている(笑)。
そう、シンプルがいちばん(ってお前がいちばんひねくれとるやんけ!!)
だからあんまりブルースの話はしたくないわけだ…。
ネタ(知識)がないことがバレてしまう(笑)。
がんばろう、私が愛する人々
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