「僕のギターにはいつもヘビー・ゲージ」という歌があったと思うが、
みなさんはご自身のギターにどんな弦を張っているだろうか?
私はここ15年以上ずっと同じモデル、「アーニーボールの0.11~のセット」
である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/e2/dbbb172c8a667f6c9a21082eee9e0851.jpg)
学生の頃はずっと0.10~のセットを使っていたが、舞台上で必ず切れる
(そう、必ず!)ので、こりゃたまらんと、ひとつ上のゲージにかえた。
ただし、こういうことは非常にメンタルの要素が大きい。
なぜなら、0.11~にチェンジしてからも数年間は弦を切りまくった。
ひどいときは1ステージ、1セット中に1弦、4弦、5弦、6弦を切ったことがある。
その時はさすがに、
「大野、お前ふざけてんのか!」
と客席からヤジがとんできた。
ご存じと思うがストラトキャスターという種類のギターにはトレモロ・アームという
ものがついており、そのアームはバネでギターの背面に固定されているのだが、
音程を上げたり、下げたりするために、ボディから少し浮かしてある。
それゆえ、1本でも弦を切ってしまうと、すべての弦のチューニングが狂ってしまう。
そういう場合は大慌てで残った弦の調律をするわけだが、必然、そっちに気をとられ
過ぎるとプレイに影響が及んでしまう。かなりみっともないことになってしまうわけだ。
私が一番切った弦は4弦の0.26というもの、巻弦の中の芯が非常に細いのでしょっちゅう
切ってたなあ。バンドで演奏する際、ベース音域よりミドルの音域の透明感が要求され
るのでどうしても4弦を強くアタックしてしまっていたようだ。
ただその問題は0.28にかえることでいともたやすく解決した。
そして、舞台上であまり緊張しなくなってしまった今となっては、いつの間にか弦を
切ることがなくなってしまった。
スティーヴィー・レイ・ヴォーンなどは0.13の弦を張っていたらしい。
0.13といえば、普通の人(0.09とか0.10の人)からしてみたら、2弦とか3弦の
太さである。ブルースにおいてあの太さの弦を扱うのは大変である。
なぜならチョーキングをしなければならないからである。
スティーヴィー・レイ・ヴォーンのサウンドは限りなくぶっとく、
音が伸びやかである。いわゆる音に根性がある。よっぽど握力がないと
実際はちょっと弾きこなせないと思う(ギターに負けちゃう)。
もちろん、弦の太さは太けりゃよいというものではない。
アルバート・キングなどは0.08~のセットを使っていてもあんなにぶっとい音を
だしていた。
そして同じ弦でもギターによって感触は異なる。ソリッド系(特にフェンダー系)
のギターはテンションが強いし、レスポール系やホロウ・ボディの弦は比較的
テンションが弱い。
私がよく使うEmperorだと0.11~のセットだとよほど軽いタッチで弾かないと
音がビリついてしてしまうが、かといって0.12のセットを張ってみたら
サウンド的にしっくりいかなかった。
同じセットをテレキャスタ-に張ると今度はテンションが強すぎる。
ミュージシャンにとってサウンドが最重要なので、タッチに慣れなければならない。
したがって、私はEmperorを弾く時は極力軽いタッチを心がけるし、
またテレキャスタ-を弾く時は事前(1週間くらい前から)握力を鍛えている。
いずれにしてもミュージシャンは一生をかけて自分のサウンド・イメージを
追求している。
ちなみにパット・マルティーノなどは、0.16~のセットという私が知り得るかぎりでは
世界最太(なんて読む?)の弦を張って、ピックは大理石でできているものを
使用しているらしい。対応できるギターも限られる(ネックが弦の強さに負けて、
曲がってしまうと思う)。当然彼は特注のギターを使用している。
もうこうなるとちょっと想像もつかないなあ。ギターっていうより石を弾いている
感じなんじゃないか(笑)。
確かにパット・マルティーノの音はぶっとくて、時折ベースの音と
間違えるくらいだ(笑)。
弦を切るならその位の太さの弦を切りたいものである(なんのこっちゃ!!)。
そういえば遠藤春樹さんは、ベース弦を切ってたっけ…。しかも指弾きで!!
体も大きかったけど、やることがでっか過ぎるぜ(笑)。
がんばろう、日本!!
翻訳会社オー・エム・ティの公式ウェブサイト
みなさんはご自身のギターにどんな弦を張っているだろうか?
私はここ15年以上ずっと同じモデル、「アーニーボールの0.11~のセット」
である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/e2/dbbb172c8a667f6c9a21082eee9e0851.jpg)
学生の頃はずっと0.10~のセットを使っていたが、舞台上で必ず切れる
(そう、必ず!)ので、こりゃたまらんと、ひとつ上のゲージにかえた。
ただし、こういうことは非常にメンタルの要素が大きい。
なぜなら、0.11~にチェンジしてからも数年間は弦を切りまくった。
ひどいときは1ステージ、1セット中に1弦、4弦、5弦、6弦を切ったことがある。
その時はさすがに、
「大野、お前ふざけてんのか!」
と客席からヤジがとんできた。
ご存じと思うがストラトキャスターという種類のギターにはトレモロ・アームという
ものがついており、そのアームはバネでギターの背面に固定されているのだが、
音程を上げたり、下げたりするために、ボディから少し浮かしてある。
それゆえ、1本でも弦を切ってしまうと、すべての弦のチューニングが狂ってしまう。
そういう場合は大慌てで残った弦の調律をするわけだが、必然、そっちに気をとられ
過ぎるとプレイに影響が及んでしまう。かなりみっともないことになってしまうわけだ。
私が一番切った弦は4弦の0.26というもの、巻弦の中の芯が非常に細いのでしょっちゅう
切ってたなあ。バンドで演奏する際、ベース音域よりミドルの音域の透明感が要求され
るのでどうしても4弦を強くアタックしてしまっていたようだ。
ただその問題は0.28にかえることでいともたやすく解決した。
そして、舞台上であまり緊張しなくなってしまった今となっては、いつの間にか弦を
切ることがなくなってしまった。
スティーヴィー・レイ・ヴォーンなどは0.13の弦を張っていたらしい。
0.13といえば、普通の人(0.09とか0.10の人)からしてみたら、2弦とか3弦の
太さである。ブルースにおいてあの太さの弦を扱うのは大変である。
なぜならチョーキングをしなければならないからである。
スティーヴィー・レイ・ヴォーンのサウンドは限りなくぶっとく、
音が伸びやかである。いわゆる音に根性がある。よっぽど握力がないと
実際はちょっと弾きこなせないと思う(ギターに負けちゃう)。
もちろん、弦の太さは太けりゃよいというものではない。
アルバート・キングなどは0.08~のセットを使っていてもあんなにぶっとい音を
だしていた。
そして同じ弦でもギターによって感触は異なる。ソリッド系(特にフェンダー系)
のギターはテンションが強いし、レスポール系やホロウ・ボディの弦は比較的
テンションが弱い。
私がよく使うEmperorだと0.11~のセットだとよほど軽いタッチで弾かないと
音がビリついてしてしまうが、かといって0.12のセットを張ってみたら
サウンド的にしっくりいかなかった。
同じセットをテレキャスタ-に張ると今度はテンションが強すぎる。
ミュージシャンにとってサウンドが最重要なので、タッチに慣れなければならない。
したがって、私はEmperorを弾く時は極力軽いタッチを心がけるし、
またテレキャスタ-を弾く時は事前(1週間くらい前から)握力を鍛えている。
いずれにしてもミュージシャンは一生をかけて自分のサウンド・イメージを
追求している。
ちなみにパット・マルティーノなどは、0.16~のセットという私が知り得るかぎりでは
世界最太(なんて読む?)の弦を張って、ピックは大理石でできているものを
使用しているらしい。対応できるギターも限られる(ネックが弦の強さに負けて、
曲がってしまうと思う)。当然彼は特注のギターを使用している。
もうこうなるとちょっと想像もつかないなあ。ギターっていうより石を弾いている
感じなんじゃないか(笑)。
確かにパット・マルティーノの音はぶっとくて、時折ベースの音と
間違えるくらいだ(笑)。
弦を切るならその位の太さの弦を切りたいものである(なんのこっちゃ!!)。
そういえば遠藤春樹さんは、ベース弦を切ってたっけ…。しかも指弾きで!!
体も大きかったけど、やることがでっか過ぎるぜ(笑)。
がんばろう、日本!!
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