時折、ブルースのイベントで高校生たちといっしょになる時がある。
私がブルースを始めたのは大学を卒業してからの話であり、
たまたまやっていたバンドがブルース・バンドだったものだから、
ブルース・ギタリストということになっているが、自分としては
「これがロックでこれがブルース」とか分けて考えているわけではなく、
まあ、感じたように好きにやっているわけで、そういう自分からしたら
高校生の頃からブルースにのめり込んでいる子たちを見ると、つくづく
すごいなぁと思う。
ただし感心する反面、少し残念に思うこともある。
だって、世界は沢山のジャンルのすばらしい音楽であふれているからだ。
高校生っていうといちばん多感な時期だ。いろんな音楽を聴いたほうが
いいと思う。
25歳とか過ぎてから自分のやるべき音楽をしぼったって全く遅くはないと
思うしね(俺みたいにジャンルを絞ることをまったく放棄してる奴も
いるくらいだしね)。
だからその分自分はいろんな音楽を聴いたよ。今でもなんでも聴いてるよ。
そしていまでも毎日が新しい発見だし、冒険だよ。ワクワクしながら生きてるよ。
10年前に聴いてなんとも思わなかった音楽が、今頃になって胸に飛び込んでくる、
そういうことが大アリの世界なのだ。
それがこれ、
『AFRO BLUE/The Lonnie Smith=John Abercrombie Trio 』
いわゆるジョン・コルトレーンの曲をやっているオルガン・トリオだ。
私はジョン・アバークロンビーが大好きなのだが、このCDだけはどうにも好きに
なれなかった。
ところが今日CDラックを整理していたら、たまたま見つけたので聴いてみたら
これがよかった(笑)。
20代の頃バンドをやっていた奴が30代、40代と音楽を続けている確立は
10分の1以下だと思う。でも続けた人だけが味わうことができる喜びって絶対にある。
その時にしか見えない世界ってあるんだ。
そういう喜びを知らない人たちを私はあわれだと思う。
30歳そこそこの時、以前勤めていた会社で上司に言われたことがある。
「お前、まだ音楽とか夢みたいな話してんのか、だいたい才能あるやつなら
お前くらいの年にはもうとっくに有名になってるよ。」
内心、「ケッ、お前だって40、50歳になっても、たかだか零細企業の社長じゃねえか」
と思ったのだが、結局、自分が今この年になってみて、
「ああ、あんな奴の話をまじめに聞いとかなくてよかった」と思っている。
なんかさあ、世の中苦労しなきゃいけない…、みたいな。
本当かよ、って思うね。
そういう世の中の常識は、絶対に疑ってかかるべきだ。
「石の上にも三年」
そうやって、世界を正視することなく、自分の世界の中だけで生きてきた人を
ありがたがる時代は終わったと思う。。
今は常に新しい価値観を発見して、自分の殻をやぶってやぶって、やぶり続ける
しか生きる道はないと思う。
ちなみにアバークロンビーは1944年生まれで、上記のアルバムは1997年の発行だから
実に53歳の時のレコーディングだよ。
疲れたとか俺たちがいっちゃいけないんだよ。
俺たちみたいな若造が…。
You know?
翻訳会社オー・エム・ティの公式ウェブサイト
私がブルースを始めたのは大学を卒業してからの話であり、
たまたまやっていたバンドがブルース・バンドだったものだから、
ブルース・ギタリストということになっているが、自分としては
「これがロックでこれがブルース」とか分けて考えているわけではなく、
まあ、感じたように好きにやっているわけで、そういう自分からしたら
高校生の頃からブルースにのめり込んでいる子たちを見ると、つくづく
すごいなぁと思う。
ただし感心する反面、少し残念に思うこともある。
だって、世界は沢山のジャンルのすばらしい音楽であふれているからだ。
高校生っていうといちばん多感な時期だ。いろんな音楽を聴いたほうが
いいと思う。
25歳とか過ぎてから自分のやるべき音楽をしぼったって全く遅くはないと
思うしね(俺みたいにジャンルを絞ることをまったく放棄してる奴も
いるくらいだしね)。
だからその分自分はいろんな音楽を聴いたよ。今でもなんでも聴いてるよ。
そしていまでも毎日が新しい発見だし、冒険だよ。ワクワクしながら生きてるよ。
10年前に聴いてなんとも思わなかった音楽が、今頃になって胸に飛び込んでくる、
そういうことが大アリの世界なのだ。
それがこれ、
『AFRO BLUE/The Lonnie Smith=John Abercrombie Trio 』
いわゆるジョン・コルトレーンの曲をやっているオルガン・トリオだ。
私はジョン・アバークロンビーが大好きなのだが、このCDだけはどうにも好きに
なれなかった。
ところが今日CDラックを整理していたら、たまたま見つけたので聴いてみたら
これがよかった(笑)。
20代の頃バンドをやっていた奴が30代、40代と音楽を続けている確立は
10分の1以下だと思う。でも続けた人だけが味わうことができる喜びって絶対にある。
その時にしか見えない世界ってあるんだ。
そういう喜びを知らない人たちを私はあわれだと思う。
30歳そこそこの時、以前勤めていた会社で上司に言われたことがある。
「お前、まだ音楽とか夢みたいな話してんのか、だいたい才能あるやつなら
お前くらいの年にはもうとっくに有名になってるよ。」
内心、「ケッ、お前だって40、50歳になっても、たかだか零細企業の社長じゃねえか」
と思ったのだが、結局、自分が今この年になってみて、
「ああ、あんな奴の話をまじめに聞いとかなくてよかった」と思っている。
なんかさあ、世の中苦労しなきゃいけない…、みたいな。
本当かよ、って思うね。
そういう世の中の常識は、絶対に疑ってかかるべきだ。
「石の上にも三年」
そうやって、世界を正視することなく、自分の世界の中だけで生きてきた人を
ありがたがる時代は終わったと思う。。
今は常に新しい価値観を発見して、自分の殻をやぶってやぶって、やぶり続ける
しか生きる道はないと思う。
ちなみにアバークロンビーは1944年生まれで、上記のアルバムは1997年の発行だから
実に53歳の時のレコーディングだよ。
疲れたとか俺たちがいっちゃいけないんだよ。
俺たちみたいな若造が…。
You know?
翻訳会社オー・エム・ティの公式ウェブサイト