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猫ものがたり

2010-08-28 14:59:34 | 日記
最近読んだ本、『東京島』(桐野夏生)。

この話も映画化されたらしいが、映画では清子役は女優の木村多江さんが
やられるらしい。その他ワタナベ役は窪塚さん。
ミスマッチな感じがしなくもないが、映画は映画の「やり方」というものが
あるから一度、観に行くのもいいかなと思っている。

いずれにしても原作はとても面白かった。
この本も寝る間を惜しんでほぼ1日で読んでしまった。



私がいうのもなんだが、桐野さんはとても力のある作家だと思う。
登場人物中、キーマンとなる人たちのすべてがとてもいきいきと
表現されているし、当初短編のつもりで書いたということを微塵も
感じさせない貫徹した世界観とユーモアが、読者を現実とはまたちがう
世界にひきこんでしまう。

あらすじなどはネットをみればいくらでも調べられるだろうから
いちいち書かないが。要するに無人島に取り残された23人の男が
一人の女性を奪い合う話だ(簡単すぎるやろ!)

私が今書いている小説『猫ものがたり』と似ていなくもない(笑)。

<猫ものがたりのあらすじ>


ある日の平和が、


一匹の猫の出現によって、もろくも崩れてしまった。


しかし、3分後には3匹なかよくホットカーペットでくつろぐのであった。

めでたし、めでたし。

クロがいかにでかい猫であるかがよくわかる。
しかしちっとも面白くないストーリーだ(断筆宣言)。


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