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変な人が書いた成功法則

2010-08-02 16:58:18 | 日記
今日この本を読み終えた。



もう10年くらい前に1度読んだきり棚にしまってあったのだが、
久しぶりに読んだらおもしろかった。
今考えると買った当時は、全く理解できていない(あるいは興味が
ない)ところが多かった。

斉藤一人さんといえば「スリムドカン」などのヒット商品で
おなじみの「銀座まるかん」の創業者であり、全国高額納税者番付の
10位以内に11年連続(2004年の本書の発行当時)で入っており、
しかも土地売却や株式公開によるものではなく、すべて事業所得で
それを成し遂げているというとてつもない人だ。

斉藤氏の本は他にも結構読んでいるし、講演のCDもよく聴いている。
どれもおもしろいものばかりなので今度機会があればまた紹介したいと
思う。

内容もタイトルにあるとおりで、本当に「変な人」が書いているという
感じで破格のものだ。
本書の出だしからして、

「成功に方法論はない」

ときた。

方法論ではなく、考え方、生き方を実践してゆく、ということだ。

正直、「やり方」ばかりを模索してきた自分にとっては目からウロコだった。

経営の実務的な話はほとんどなく、むしろ精神的な内容の本だと思う。

ビジネス書の多くが実用的な内容で書かれているが、あまりに具体的すぎると
その応用がむずかしいものだが、この本は私のような人間にも100%応用可能である。
今からでも実践できることもある。

結局、試行錯誤を繰り返しながら、泣き言をいわず、それを楽しみながら生きて
ゆくしかない、ということだ。

こういう本を読んでいて思うのだが、自分でいうのもなんだが、
自分も少しは素直になったなーと思う。

ビジネス書にしても、成功法則にしても、精神世界にしても、ましてや
宗教書などは、自分が最も毛嫌いしていたものだし、今でもそういう日本人は
すごく多いのだと思う。
今でもテレビにでている知識人の多くが、「無神論者」を気取っているしね。
どっちでもいいけど、すごいスコトーマにとらわれていた気がする。

ほしいものに素直に手を差し伸べ、心をオープンにして求めてゆく、
一体それのどこが悪いのか…。
そのことと「謙虚さ」にはなんの相関もないと思う。

結局すべてを失うまでは、堕ちるところまで堕ちなければ、
それに気がつかないものなのかも知れない。

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