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渡邉美樹氏

2010-08-11 14:01:30 | 日記
自分はつくづくタイミングの悪い人間だと思う。

今日もいろんな会社に営業電話をしたのだが、ことごとく
「お盆休み」であった。

自分としては、世の中のお休みは15日から、と勝手に思い込んでおり、
休み前の最後の追い込みだ、と意気込んだらこのザマである。

とはいっても、幸いなことに「やるべきこと」が山積しているわけなので、
ああでもない、こうでもないとやっていたら煮詰まってきたので、
先日来、気にしている「手帳」についていろいろ調べることにした。

それにしても、なんでこの時期に手帳なのだ!(自分がつくづく厭になる)
ネットで調べても、気に入ったものは全部売り切れだぞ~!

そりゃそうである。2010年ももう3分の2近く過ぎているのに、
誰がこの時期に手帳を買うか!?

以前にもブログに書いたけど、この世にはすごい数の手帳、すごい数の
「やり方」が存在しているわけで、わけがわからなくなる。
今年の年末にそなえて、ある程度構想を練っておく必要がある。
自分の中でもだいたいはまとまってきているが、とどめの意味で以前から
気になっていた本を読むことにした。



実は私は「わたみん家」の大ファンである。安いし、くつろげるし、なによりも
料理がうまい。
会長の渡邉美樹氏についてはテレビやインターネットなどでも沢山とりあげられている
超有名人なので、私が言うべきことは何もないのだが、
テレビなどでもその発言のスケール(夢)の大きさ、そしてきめの細かさ(やさしさ)、
バランス感覚のよさなど、私からすればパーフェクトにカッコいい存在で
自分が今いちばん憧れ、尊敬している人かも知れない。
もちろん、私のようなちっぽけな人間には全くおよびもつかない人だけど。
ともかく、大好きな人なのでどうせ参考にするなら、と思った次第である。

さすが、30万部を超えるベストセラー本なだけあって、とても興味深い内容だった。
手帳に関しても参考になるのだが、それよりも渡邉氏の生き方、その力強さに
感銘をうけた。

そういえば去年、まだ会計の勉強をしていたころ、自分よりも15以上も年の若い男の子と
学校がいっしょだったが、彼は学校に通いながらも、授業をサボって就職活動を
やっているような奴で、それだけ必死だったわけだけど、
彼と「ワタミ」の話をしたことがある。彼の話によると、どうもワタミは
就職活動をする人たちの間では、「要注意」会社であるらしい。
渡邉氏の独裁的な経営、そして低賃金、重労働…、もう評判は散々なようだ。
ネットなどでも彼に対する誹謗中傷記事が散見される。

今は空前の就職難の時代、世の中どれだけの人が、どれほど自分の職探しに
困っているかは、自分はよくわかっているつもりだ。
ただ、就職活動に疲れはてた人たちが、そのようにネットなどで流布している
情報に振り回されている現状はとても残念に思う。

確かに、そのような渡邉氏に対するコメントの中にも真実はあるだろう。
しかし、私が悲しいのは、あふれる情報を検証し確かめるには結局、行動して
みる以外に方法はなく、結局、噂話に翻弄されて本当に自分の感性で判断し生き
てゆかないかぎり、そこには「条件」はあっても、「愛」はなく、したがって、
本当の人間のコミュニケーションなどあり得ない、という事実に気がついていない
ことだ。

「むずかしい条件ばかりならべたてずに、とにかくやってみろよ」

といいたい。ネットの口コミ情報をいくらみたって、本当のごちそうは
自分で味わってみるしかないでしょ。
だいたい条件ばかり気にしている人にかぎって「夢」がない。

まあ、条件を選択すること=処世術、だと思っている人が多い社会だから
しょうがないか。

ともかく、この本は夢を起点として自分の行動を規定してゆくことが
どれほど人間性を高めるか、ということがよく書かれてある良書だと思う。

だから

「お客さん、サービス体系とか、品質管理体制とかいってないで、
とにかく一度OMTに仕事ちょーだい」

といいたい(笑)。

ところで、手帳の話はどうなったっけ???…。


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