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ギリヤーク尼ヶ崎:念仏じょんがら

2011-03-15 20:55:39 | 日記
 東日本大震災の被害の規模が徐々に明らかになりつつあり、福島原発の状況も一進一退という大変な状況です。今回は被災地への祈りを込めて、ギリヤーク尼ヶ崎さんの「念仏じょんがら」を紹介します。

 ギリヤーク尼ヶ崎さんは私が感銘を受けている大道芸人です(Wikipediaの解説)。この方は大道芸人としては大神官クラスですが、路上でのパフォーマンスにこだわっていてテレビに出ることは少ないので、知る人は少ないかもしれません。ですが、「鬼の踊り」とも称された鬼気迫る創作舞踏を演じており、見た者の記憶に深く残ります。そして阪神・淡路大震災での鎮魂のための公演をきっかけに、「鬼の踊り」から「祈りの踊り」に変化したそうです。この時期にテレビで紹介され、私も興味を持ったのでした。

 毎年秋の体育に日には東京の新宿三井ビル前広場で公演をしており、私も二度観に行ったことがあります。当時すでに高齢ではありましたが、粗末なボロを身にまとい、何かが乗り移ったように踊る姿には圧倒されました。

 演目は幾つかありますが、その中でも最も高名なのが「念仏じょんがら」でしょう。三味線の音に合わせて赤フンで地べたを這いずり回って泥まみれになり、水をかぶったり(新宿三井ビル前広場では噴水に飛び込んだり)、それまでの演目で醸成されていった深い情念の世界が一気に爆発するような感覚があります。

 下のYouTubeの動画はいくつかの公演の様子を切り替える編集をしているようです。初めて観る方は何が何だかわからないかもしれませんが、機会があればぜひ路上ライブを観てみて下さい。

追記:上野樹里主演の映画「亀は意外と速く泳ぐ」にも出演されていました。