大賀ハスのふるさとの会

東京大学からハス見本園の管理を引き継ぎ、観蓮会の開催・ ハス文化の継承と普及を行うため組織されたボランティア団体です

2021年9月4日 活動報告② ハス品種見本園の開花状況

2021-09-05 11:13:26 | ハス
2021年9月4日のハス品種見本園で咲いているハスの一部をご紹介します。
まずは中国品種の細碗碧蓮(さいわんへきれん)です。雫がきれいなアクセントになっています。

次は濃い紅色の中国品種、艶陽天(えんようてん)です。
艶陽天はつぼみもありました。
天高雲淡(てんこううんたん)です。こちらも中国のハスです。
中型の寿星桃(じゅせいとう)。今年は花つきが良かった品種です。
中国の不思議なハス、千弁蓮(せんべんれん)です。千枚もの花弁をつけるために一枚の花弁がとても薄く、雨が降ると中心から黒ずんでいきます。

春不老(はるふろう)はまだ蕾がありました。花期の長い品種です。
9月に入ると、ハスの花より果托が多くなります。下の写真では、上の果托が一番あたらしく、下にいくほど古い果托になります。なかの実が熟していく過程がよく分かります!
下の写真は嬌容三変(きょうようさんぺん)です。中国では八重咲きのハスが人気があるのに対し、日本では一重咲きが好まれるそうです。
今日の見本園のハイライトは、次の紅黃蝶(べにきちょう)です。クラウドファンディングの支援金で植え替えた品種ですが、こんなに美しく咲いてくれて、ほっと一息です。

メタセコイアの腰掛けに、サルノコシカケが生えていました。大きくて安定していて座り心地は良さそうですね。
東屋のそばでは、秋の到来を感じさせる赤い実がなっていました。
報告は以上です。

(担当: れい)
コメント (2)
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2021年9月4日 活動報告① ハス品種見本園の整備

2021-09-05 10:17:04 | 日記
今日は気温21℃、涼しい霧雨のなかでの活動となりました。8月の猛暑から一転、秋らしくなりました。
ハスたちはまだ元気に咲いています! この時期は特に中国のハスたちが美しく咲きます。下の写真は嬌容三変です。

今日の主な活動内容は、草刈り後の枯葉の収集、ハスの葉と果托の切り取り作業、広場の展示パネルの撤去作業でした。
それぞれのハスの由来を説明したパネルは人気でしたので、来年も使う予定です。
9月に入って、ハスたちの葉がだいぶ色づいてきたのが分かります。
雨で重たくなった草を一輪車に乗せて運び出します。

果托を丁寧に切り取りました。まだ蕾のある品種もあるので、果托の切り取り作業は10月くらいまでつづきます。
枯葉も定期的に取り除きながら健康状態をチェックします。
毛虫が葉を食べていました。
葉が過密に生い茂ると、虫に食われることがあります。
下草を刈ったあとは、集めて腐葉土をつくっています。

刈ったばかりの草はまだ緑色で良い香りがしました。

きれいな蓮の葉を切り取って、ハス茶をつくります。来年の観蓮会で来場者の皆様にふるまう予定です。
長い柄は切り取ります。

ハスの品種名を名札に。

ハスの柄の断面はこんな感じでした! 白い液体がにじみ出てきます。

事務所のわきではホトトギスが咲いていました。
報告はつづきます。

(担当: れい)
コメント (1)
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