2017年7月29日の開花状況の第4部です。
藤壺蓮から始めます。花が大きく、源氏物語の藤壺のような気高い美しさです。葉の表面はザラザラとしています。
次は、西光寺白蓮の蕾です。純白の一重咲種で、外弁がほんのり緑色を帯びています。
西光寺白蓮の大きな果托が写真の右手前に。大阪府和泉市の西光寺に伝えられる白蓮です。
つづいて千弁連をご紹介しますが、7月29日現在では咲いたものがありませんので、会員O氏の写真を。2009年8月4日撮影。7月29日の開花状況2の妙蓮のような特殊な蓮です。
下の写真の千弁連は、7月29日の見本園で撮影しました。果托ができずに、花が終わると枯れて乾燥花に。花の重みを支柱で支えていました。
下の写真は、知里の曙です。花の閉じ方が面白かったので、目に留まりました。ねじれるような独特の閉じ方をしています。閉じる際、花弁がそれぞれ太陽の動きにつれ屈光性をもって閉じるため、ずれてこうなるそうです!
円形のドミノ倒しのようですね。この不規則な閉じ方は、知里の曙のようなキバナバス系の特徴です。知里の曙は、即非蓮とバージニアとの交配種で、白地の花びらに桃色と黄色が一緒に現れていて、とても元気で容姿端麗です。
次は、酔妃蓮です。花が閉じていますが、白地に淡いピンクの先端の花が開くと、あたかも酔ったお妃の顔のように見えるとか。
酔妃蓮は果托もよく育っています。孫文より贈られ、大賀一郎博士が育成しました。孫文蓮とも呼ばれます。
下の写真は、東観世です。お昼の12:17の撮影時には、花が閉じていました。残念。
東観世も茎がぐんぐん伸びるタイプです。再び会員O氏に高さが分かるようポージングをお願いしました。O氏はじめ会員の皆様、いつも快く引き受けてくださり、ありがとうごいます。
皇居和蓮はまだ咲きそうです。
下の伊豆沼は、これからが楽しみです。
ラストは、大空蓮の蕾。情熱的な紅い花がもうすぐ咲きそうです。
蓮たちは今年の雨の少ない日々をしのぎ、7月後半からは猛暑に耐えながら、これほどの多くの華麗な花を咲かせています。写真だけでは、とてもその魅力を十分にお伝えできるとは思えませんが、これからも順次報告をつづけていきます!
7月29日の開花状況報告は以上です。
(担当: れい)