第3部では、ひきつづき2017年7月29日の見本園における蓮の開花状況をご報告します。
最初は、ネール蓮です。大型の花で、雄大な雰囲気です。インドのネール首相が、かつて奈良の薬師寺が行っていた難民救済運動をたたえ、釈迦生誕の地(現ネパール)の実を贈ったことから日本に伝わりました。大賀一郎博士によって育成されました。
下の写真は、桃白条(とうはくじょう)です。背が高く、群れて咲くので目立ちます!
桃白条の花托の丈が高いことは、アメリカ黄蓮の特徴だとか。桃白条は、2003年に青菱紅蓮とアメリカ黄蓮の交配によって生まれました。会員O氏の背丈を超えています。
いっせいに太陽に向かって伸びる桃白条。下の一枚で、蕾、花、散りかけの花、果托まで。
次は、紫金荷と巨椋の炎を交配したした蓮です。名前がついていないので、見本園では「紫金荷 X 巨椋の炎」と表示されています。
「紫金荷 X 巨椋の炎」の二枚目です。
下の写真は、真如蓮です。3枚つづきます。神々しい雰囲気で、天女蓮とも。
真如蓮の蕾は、なめらかな黄緑色をしているのが特徴です。
真如蓮の吸い込まれそうな白。花弁はまあるく、ふんわりしています。山口県西円寺で古くから植栽されています。
下の写真は、請所(うけしょ)の蕾です。花弁の条線がくっきりでています。
碧台蓮です。写真だと分かりづらいですが、花の色がほんのり薄緑色! 花弁数は、100-120枚の中型の八重咲種です。
即非蓮です。きれいな桃色の花で、花径は12-18センチ。小型と中型の中間の大きさでしょうか。
つづいて、紅君子蓮(べにくんしれん)です。上の写真の即非蓮と似ていませんか? 紅君子蓮は、即非蓮と白君子小蓮との交配種です。散る姿が堂々としています。
(担当: れい)
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