どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

ひきがえるのおんがえし・・韓国・朝鮮

2023年09月28日 | 絵本(昔話・外国)

   ひきがえるのおんがえし/藤 かおる・文 みやもと ただお・絵/太平出版社/1999年

 
 
 おかあさんとふたりぐらしのむすめが、ある雨の日、手のひらほどのひきがえるをみつけ、母さんが追い出しておしまいというのをきかず、じぶんのたべものをすこしずつわけてやって、たいせつにしていた。
 
 ビッキと名づけらたひきがえるは、たべればたべるほどおおきくなり、こねこほど、やぎほどのおおきさになり、やがて小屋いっぱいのおおきさに。
 
 ある日、むらおさがやってきて、むすめが、奥山の大蛇の人身御供になるばんになったと告げます。
 とうとう その日がやってきて、むすめは ビッキに別れを告げ、村人のひく、こしにのって山道を すすんだ。なんと、そのあとを ビッキが のっこん のっこん ついていった。
 いくがいくと、ふかいやまおくにつき、ドー ドー ドトーッ と やまがなりひびくと 大蛇が現れ、むすめの こしに せまった。・・・
 
 
 報恩談ですが、大蛇と戦い、むすめの命を救ったビッキも 死んでしまうというお話。
 
 
 
 イェンナル(むかし)、イェンナレ(むかし)とはじまり、クー(おしまい)でおわります。
 ビッキと大蛇が迫力満点です。

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