どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

郡上の立百姓

2016年09月21日 | ちょっと遠出
 少し遠いのですが新宿、紀伊国屋ホールまで。
 久し振りの芝居で、3時間を超えるのは最近ではめずらしい。

 宝暦に郡上でおこった年貢の検見取りに反対する農民の一揆。
 
 江戸時代の飢饉をしらべてみると、4大飢饉というのがありました。
  寛永の大飢饉(寛永19年(1642年)-寛永20年(1643年))
    全国(特に東日本日本海側の被害が大)
    全国的な異常気象(大雨、洪水、旱魃、霜、虫害)
  享保の大飢饉(享保17年(1732年))
    中国・四国・九州地方の西日本各地、特に瀬戸内海沿岸
    冷夏と虫害
  天明の大飢饉(天明2年(1782年)-天明7年(1787年))
    全国(特に東北地方)
    浅間山、アイスランドのラキ火山等の噴火とエルニーニョ現象による冷害
  天保の大飢饉(天保4年(1833年)-天保10年(1839年))
    全国(特に東北、陸奥国・出羽国) 
    大雨、洪水と、それに伴う冷夏(稲刈りの時期に雪が降ったという記録がある)

 郡上一揆は飢饉が直接の引き金になったわけではないのですが、調べてみると興味深いことばかり。

 舞台をみていると、どうしても語りについてのいろいろ思いがめぐることになります。

 ストーリーテリングはほとんどがボランテアで行われ、芝居と比較するのは無理があるのですが、役者は発声から舞踊などを専門的に長い期間をかけて築き上げます。
 30m後方の一番遠くの席からみていても、役者さんの声ははっきりときこえてきます。
 腹式呼吸のせいでしょうか。

 芝居をつくりあげる過程では、演出家と役者のやりとり、大道具や小道具、照明、音楽など専門家の参画があって集団的に練り上げられていきます。

 これと比較すると、語りは集団的に練り上げられているでしょうか。

 一つの話について、さまざまな角度から分析されているでしょうか。

 個人を主としても、なにかもっと補うことが考えられてもよさそうです。

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