どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

アトリエ

2017年09月22日 | ちょっと遠出
 青年劇場の舞台公演。

 休憩を含め約3時間。以前はそれほど長さを感じさせない時間ですが、今では少し長すぎるようです。

 舞台は第二次世界大戦直後のパリ。

 いろいろ過去をかかえたお針子5人の縫製工房。
 迫害されたユダヤ人の家族、どうも迫害に協力した側の人も。

 一人一人の個性はよくでているのですが、迫害されたユダヤ人で、夫が強制収容所おくりになったシモ-ヌをのぞけば、もうひとつ過去が浮き彫りになりません。

 工房を経営する夫婦に間がなぜうまくいっていないかも、伝わってこないので、なにかもどかしらの残る舞台。

 材料はととのっているのですが消化不良でした。

 ドイツ兵とアメリカ兵で、ドイツ兵のほうがよかったという冒頭のセリフにドキッとしました。

 戦争直後の工房で、すべて手縫いのようで、5人のお針子の他に従業員もいるそれなりの規模ですが、ミシンはでてきません。この時点ではミシンはもうあったはずですが?


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