どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

まるのおうさま

2024年01月31日 | 絵本(日本)

   まるのおうさま/谷川俊太郎・文 粟津潔/福音館書店/2019年(初出1971年かがくのとも)

 

 まるいおさらが ぼくこそは まるの王さまだと いったとたん 棚から ころがりおちて がちゃん

 それをみたシンバルが まるの王さまは やっぱりおれだ とおおわらいすると つぎは タイヤがでてきて

 そして 円周率がでてきて、オレンジ、レコード、ビリヤードのたま、運動会のたまころがしの玉。

 地球が出てきて、太陽・・・

 雑多な まるづくし。おおきさを 競ったり 自分がいちばんと 偉ぶってみたり。

 

 それぞれの”まる”に 意味があり、ほかの”まる”と比較するのは 意味がありません。大きさを競ったり、偉ぶるのではなく じぶんらしい まるを 書いてみよう と、結びます。


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