どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

ぼくの おおきさ

2024年05月23日 | 絵本(日本)

   ぼくの おおきさ/作・絵 殿内真帆 監修・高柳雄一/フレーベル/館2017年

 

 自分自身もいわれ、友人の子にも よくいった一言。「おおきくなったね」。

 いつも「おおきくなったねえ、トッチ」といわれても、ぼくはいつだって、「ぼくは、ぼくの おおきさだよ」と 思っている。たけのこは、朝みたときより夕方のほうが おおきくなっている。でも

 おおきいって なに?
 ちいさいって なに?

 トッチは ばあばに、きくことにした。・・・・

 ねずみとクジラのおおきさは、比較するもので!

 おなじ仲間であっても クモは メスの方が大きいし あざらしは オスの方が おおきい。

 指輪のわっかでみえるアリと 遠くのヨットが おなじおおきさにみえるのは 距離のちがい

 バナナは 内側に あるものが おおきくみえる のは、視点の違い

 

 いろいろな例をつうじて、「おおきい」「ちいさい」がかわることを解き明かす「はじめてのかがくえほん」の一冊。

 

 これだけでは ありません。ばあばとトッチの楽しい会話はつづきます。 

 「トッチは もし、からだが すごーく おおきくあったら なにをしてみたい?」

 トッチ「うみに パシャパシャ はいって、くじらを りょうてで すくいたい」

 ばあば 「ばあばはねえ、もっと もっと おおきくなって、マシュマロを たいようで あぶってたべてみたいなあ」

 夢がでっかく ひろがっています。


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