ぼくらのはたけ/マーガレット・ワイズ・ブラウン&イーディス・サッチャー・ハード・作 ガートルード・エリオット・絵 木坂涼・訳/好学社/2023年
畑を耕し、タネを植え、水や土寄せをして、野菜に花が咲くと、やがて収穫。
とれたものは どんどん料理し、食べて食べて。それでも全部食べ切れません。
瓶に詰めて、ピクルスもつくって 保存です。
身近なところに畑があったら、通学や通園の途中で、野菜の育つのが目につきますが、都市部で回りに畑がなかったら、食べるものに季節感はありません。
こどもふたりが登場するだけで、おとなはでてきません。料理するのも、食べるのもふたり。
野菜作りの流れはわかりますが、収穫時期が異なるものが同時に収穫できるという描き方は、誤解を生むかもしれません。そして、表面的で、野菜作りの苦労や楽しさも伝わってきませんでした。