どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

白鷺の訴え・・中国・ブーラン族

2022年08月07日 | 昔話(アジア)

          中国少数民族のむかし話/邸奎福:編・訳/求龍堂/1998年

 

 出版時8万2千人というブーラン族のむかし話。

 

 白鷺が強いものを探して、はじめは太陽に最も強いかたずねると、太陽は霧が自分を遮るといいます。

 霧に聞くと、風に飛ばされてしまう。

 風は、穀物の山は吹き倒せない。

 穀物に聞くと、水牛が角で、めちゃくちゃにほじくる。

 水牛は、藤は自分をつなげるので、藤を探しなさい。

 藤は、ネズミに噛み切られる。

 ネズミは、猫を見ると動けなくなる。

 

 この繰り返しは、「ねずみのよめいり」のパターンですが、この昔話では、白鷺が、こどもを食べてしまった猫を退治しようとでかけるでだしです。

 猫を退治しようとしたが、猫が一番強いということになり、やむをえず水辺に引っ越し、猫を遠ざけるようになったというおわり。


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