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問題作りは、難しい。

2009-04-26 20:35:50 | 
埼玉・川越「ご当地検定」は超難関、合格者3人で苦情殺到(読売新聞) - goo ニュース

川越のご当地検定は超難問--? 埼玉県の川越の歴史や文化などの知識を問う2回目の「小江戸川越検定」が2月に実施されたが、2級試験の合格者は受検者694人中わずか3人(合格率0・43%)しかいなかった。

検定にせよ、試験問題にせよ、それをバランスよく作るというのは、これは難しいことです。
よくいわれるのは、両極端が低くて、真ん中周辺が高くなるような平均分布曲線っていうんですか? そういう理想の形があるわけですよね。
今は個人の絶対評価が基本でしょうから、この形は崩れつつあるんでしょうけど、それでも一つの理想としてそういうのが念頭にあるはずです。
基本的に検定というのは、どの級でも平城分布曲線を頭に入れておくとして、上の急に行くにつれて合格ラインを右にずらしていくんでしょうか。

それでも、2級で合格率0.43%とはかなりの難関ですね。
初めての試みですしね、いろいろあって当然だったとは思いますよ。
3級は対策問題集があったそうですから、2級にもその対策問題集を出したら…いかがかと。
もしあるとして、その問題集以外のものを出して差別化を図りたいなら、せっかく川越にはすばらしい博物館や記念館、お祭りもあるわけですし、実際に足を運んでみないとわからないような問題を出してみたらどうでしょう。
お金を儲けることが目的でないんですから、問題集を買うと受験料割引券がつくとか、博物館や記念館に幾度か行ってスタンプが溜まったら無料受験資格が得られるとかすれば、地元の人はもちろん、少し遠くの人も土地に呼べるし、どうかと思います。
検定だからって、履歴書に役に立つわけではありません。もしかして、地元の観光企業などにだったらアピールになるんでしょうけどね。
つまり、基本的に余暇以外の何物でもないんですから、きっと受ける人も納得してくれると思うんですけどねぇ。