さじかげんだと思うわけッ!

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2009年、山梨の花見

2009-04-05 20:45:28 | 
お花見にいってきましたので、その話をしましょう。
まぁ毎年、桜を見にあちらこちらに行ってはいるのですが、それを記事にするかしないかはそのときの気分次第です。
今年はですね、実のない話題が多い最近を危惧しまして、花見の話をしたいと思います。

今年の花見は、飛びましたよ。北は北杜市武川から韮崎を経て、一宮、山梨と走りました。
最初に赴いたのは、日本三大桜の一つ、日本最古樹齢2000年を誇ります実相寺の神代桜です。


『実相寺神代桜』

写真をクリックしますと、実相寺さんのホームページに飛びます。
実は二年続けての神代桜なのですが、齢2000を重ねても花を咲かせるとは…まだ半世紀も生きていないわたしが老け込むなど、チャンチャラおかしいという感じですね。
実相寺のある武川村は、甲斐駒ヶ岳や赤石山脈の麓にありましてね。甲斐駒を背景にして、眺める桜は実にすばらしいものです。
次は、韮崎の王仁塚の桜です。


『王仁塚の一本桜』

何がすばらしいって、畑のど真ん中にぽつんと立っているんです。ほんと、回りには何もなくて、取り残されたのか仲間が全滅してしまったのか、寂しげに立っておるのです。
そして、その寂しさを紛らわすごとく、春になると不自然なほど盛大に咲き誇るんですよ。
樹齢300年といいますから、まぁ神代桜を見てきたあとではやや若く感じはしますが、それでも、桜の花見が注目され始めたのは現代以降だそうですから、300年の間生き残ってきたこの桜は立派です。
王仁塚はもとは古代の古墳だそうですよ。
ちなみに、アクセスは悪くはないのですが、周辺には駐車場らしきものはありませんで。臨時の駐車場はありますが、誘導員等はおりません。
車でいった場合は、ちょっと苦労しますよ。

韮崎を後にして、向かうは桃源郷として名高い笛吹市一宮。
というわけで、今度は桜ではなく桃の花を見に行きました。


『一宮桃の花』

桃の花って、本当は桜の後なんですよね。
今年は桜の開花から満開までがかなり長かったですから、その影響なのかも知れません。
桜の花も見て、桃も楽しめる。
ちなみに、手前に咲いているのは菜の花。こっちの方がド満開でしてね、いささか淡い桃の花の影が薄くなっておりました。
特に、この桃の花は副産物なわけですが、きれいで多くのお客さんを呼べるんならそれに越したことはありませんよね。

この後、もっときれいに見えるかなと思って、山梨市の笛吹川フルーツ公園に行ってみたんですけどね。
もともと天気が良くなかったので、下界はかすんでしまってうまく見えませんでした。

とまぁこんな感じの、2009年山梨の花見でした。
いろいろと厳しい世間ではありますが、花見を楽しめるほどの心の余裕は忘れたくはないものですね。