さじかげんだと思うわけッ!

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ふ、「富士山市」!?

2008-08-06 20:35:13 | 

富士吉田市→富士山市?(朝日新聞)

「知名度向上のため、市の名を『富士山市』に変更することを提言します」

1日、同市役所の市長室で、市商工会議所の堀内光一郎会頭らが、堀内茂市長に提言書を手渡した。堀内市長は「『富士山市』の方がインパクトがある」としたうえで、「歴史的な経過も大事にしていかなければならない」と慎重な姿勢を見せた。


ちょっと待てと。
何をいっているのかと。
少し言わせてください。
わたしは常々、安易に自治体名を変えることを憂えていました。特に、平成の大合併以降、近くの観光名称や知名度のある事物をモチーフにした自治体名が増えました。
山梨でも同様。甲府市はもとからある名前とはいえ、甲斐市甲州市などは旧国名である甲斐国に由来し、また南アルプスの名を市名に冠するとしたとき、賛否両論繰り広げられたのは記憶に新しいところです。
挙げ句、富士吉田市が「富士山市」に改称ですって!
神をも恐れぬ所行…というのは言い過ぎでしょうが、恐ろしいまでの反発が予想されます。

富士吉田の、吉田ってのは実はとても縁起の良い名前です。縁起の良さを表す「吉」の字に「田」。つまり、先人達の豊かな土地になってほしいという思いが込められております。
それをやれ南アルプスの方が有名だとか、富士山の麓だからって、そんな短絡的な名前がよいはずがないと思いませんか。
富士を間近に仰ぎ、吉田の名を持つ登山口があり、富士の名を冠していることを幸せに思わなければならないでしょう。
富士や富士五湖並の観光地を誇る地は、そう滅多にあるものではないのですから。

これがあくまでも希望であってほしい。個人的には、希望であっても公の意見としては言ってほしくはありませんでしたが。
まぁ観光素人のいうことですから、地元の人から見れば、「馬鹿野郎、部外者が口を挟むんじゃねぇ」ということなのかも知れません。
個人的には、ほんと、もう心持ち交通の便を良くしてもらえると…。139号の混み具合ったら、ありませんからねぇ。