入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’24年「春」(51)

2024年04月21日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 二日目、この日は存分に仕事をした。歩数10,658歩。キャンプ場の枝拾いの後第1牧区を見回り、露天風呂に水を張り、元猟友会長Aさんが来たので大型の囲い罠のゲートを開けて誘引を開始できるようにした。
 その間にも高枝切り用のノコギリを修理し、その勢いでかなりの枝打ちを行なった。仕上げに気になっていた松の木の枝に立ち向かえば、それでは蟷螂の斧に等しく、おのれとばかりに小屋から梯子を持ち出し、大型のチェーンソーでようやく思いを遂げることができた。
 
 初の沢の谷にも下り、一冬の間の脚力の衰えを意識しながら渓の流れの中を歩き、牧場の北端に至るまで周囲の様子を見たり、懐かしい風景に接することができた。
 牧守になって以来数年、さんざん手を焼かされた牧柵だが、まだ不憫な姿ながらも当時の面影を留めていて泣けた。今は入牧頭数が減って牧区を縮小したので用がなくなり、滅多にしか立ち入らない領域である。
 
 何日か前から風邪気味でひどい声をしている。早寝早起きを実行し、予定以上のことができて実に満足の行く一日だった。(4月21日記)

 今朝は霧が深い。それでも時折それが薄れると、昨日から誘引を始めた囲い罠内の草地は、枯草の色に鮮やかな緑の色が混ざるようになってきたのが分かる。例年よりか季節の進み方が明らかに早い証拠だ。
 この分で行けば、本格的な春の到来もそれほど待たずに済むだろう。
 
 冠省
 まったく、oldboy先生からご指摘いただいた通りでありました。令和4年などと何を見てそう呟いたのか自分でも分かりません。正直申しまして、西暦、和暦(元号)どころか日付、曜日もカレンダーのお世話にならなければ分からず、さらによく間違えています。
 ルーターの件でも、こちらが持っているべき知識が足りないのだと言われれば、全くその通りであります。まさに農耕馬しか扱ったことのない百姓が、いきなりトラクターを動かせと言われて当惑しているようなものであります。
 
 身の程知らずのことをしているのだと日々感じつつも、この独り言を始めてもうすぐ4000日になります。昨年で終えるはずだったこの仕事と言い、この独り言と言い、本人の予想をはるかに超えてなぜかまだ終わりません。畏れ多いことです。
                                合掌
 
 混雑させないキャンプ場ながら、まだ連休の予約は大丈夫です。お早めに。
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 本日はこの辺で、
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