令和6年度、最初の仕事日が慌ただしく過ぎた。上では予定通り、まず小屋の窓を全開して早春の息吹を部屋の中一杯にに入れ、手のかかる水回りにかなりの時間を費やし、そして露天風呂の冬の養生を取り外し煙突を立て、キャンプ場の点検や準備を始めた。
いつでも感ずることながら、水道の蛇口をひねれば手のしびれるような冷水が出てくるその安堵感は、幾つかのバルブを開閉し、ゴミの進入を防ぐ目の細かい網を掃除した後だから時間がかかる。今か今かと待っているうちに台所の水道から水の音がして、ようやく沈鬱していた小屋に生気が戻ったという気がしてくるのだ。
昼になって、下から持ってきたPCのWi-Fi用のルーターが故障していることを発見。そのままでは小屋の電話は使用できなくなっているし、農協の組合員課は土曜日、日曜日は営業を休んでいるから予約受付に支障をきたす。止むを得ず、急いで里へ下りることにした。
ところが、NTTドコモから買った商品で、使用料は毎月支払っているはずなのに今はそんな部品の取り扱いなどやっていないから他の電気店へ行けという。他の電気店へ行けば、ドコモの商品だからもう一度ドコモへ行けという。再び行けば、今度は別の人が前回よりか丁寧に接してくれたが、やはり何ともならない。
これが、この会社の頭に来るところである。ある日葉書を送ってきて、それまでのルーターを新機種にしろという。だからそうした。ところが料金は毎月取っているくせに、いつの間にか補用部品の販売中止を決めていた。上でインターネットを利用するにはそれしか方法がなかったからだが、仮にルーターが使えなくなっても契約はそのまま生きるのだろう。
光ケーブルに関しても、使用を止めた後も1年以上も知らずに毎月料金を支払っていた。官から民へ移行した会社はどこも同じで有期契約ではないから、その打ち切りはこちらからしない限り、本人が亡くなっても継続されてしまうだろう。
もっと大型店に行けば代替できる物があるかも知れないと言われ、そこへ向かう途中、畑で農作業をしている友人夫婦に出会った。事情を話したら、ルーターを見てその途端に問題は単に差し込みのケーブルの問題で、それさえ取り換えれば直るというではないか。それまで接した人たちと比べこの違い、知識もだが、心持の問題だろう。
で、こうして深夜の独り言がかなうことになった。日進月歩している業界だからそれに追いつくのは大変だろう。しかし、電話交換手の対応を気にするくらいなら責任のある立場のエライ人たちこそが、この通信事業という社会性の高い仕事にもっと利用者目線で考え、取り組んで欲しいと思う。
初日から実につまらないことを呟いた。(4月20日記)
横浜の佐藤さん、電話番号が違っていて返事ができませんでした。予約はお受けいたしましたのでお出掛けください。
混雑させないキャンプ場ながら、まだ連休の予約は大丈夫です。お早めに。
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本日はこの辺で、