入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

’18年「夏」(4)

2018年07月04日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 下界の暑さをよそに、青い空だ、白い雲だ、小鳥が鳴いてどうたらこうたら、星空がどうしたと・・・、森川草木、花鳥風月などとぶって、この呟きを聞く人たちには浮世離れのほどを叱りたくなるかも知れない。毎日まいにち同じ道を走り、里より1千メートルを上がり、四季折々に変化する同じ風景を見ながら仕事相手は牛。そのためにこの12年、野生化の進行と痴呆症の疑いの中で生きている。若いころに憧れた生き方だ、それで不満などない。皆に「長生きするぞ」と言われてる。まるで、そうするなと言うように。
 ただし、これは一人相撲でもある。空々漠々、ふと、自己満足に飽きることもある。

 きょうの天気、気温15度、雨混じりの風が強い。権兵衛山が盛んと霧を湧かせ、方々に飛ばしている。気象予報はきょうはほぼ当たっている。しかし、当たらないから救われることだってある。時には、予報の精度をあまりこれ以上に上げないで欲しいとさえ思う。
 不治の病に侵された人が、もしかしたらと一縷の望みを託して怪しげな宗教にすがったりするように、テルテル坊主に託す夢もあっていいだろう。それで日本海上の台風が忽然と姿を消すとか、太平洋高気圧が急に勢力を取り戻すなど、ありえそうもないことを期待してみたくなるのも人の情ではないか。時によっては、不確実性も大切なのだ。よく見知った古女房の顔や性格は安心だろうが、未来がそこまで平明であったなら、ときめきはどうなのか。
 ありがとう、当てにできない天気予報。「土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫」などの警報を、これからもずっと怠ることなく自信をもって発信し続けてほしい。それでも、人々が半信半疑なまま、予報の当否に一喜一憂するような余地を、今後もきっと残してくれるだろうと信じている。
 またしても訳の分からないことを呟いてしまったが、天候は荒れ模様。今週のCM撮影は中止と決まった。
 
 本日は狩猟免許の申請のため1時30分、下牧。牛たちにも、そう伝えてきた。
 
 梅雨が明けたそうです。予約はお早めに。FAXでも予約や問い合わせに対応できるようになりました。ご利用ください。 入笠牧場の営業案内は「入笠牧場の山小屋&キャンプ場(1)」
「同(2)」をご覧ください。



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