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モッチリ遅いコメの距離感

オーディオルーム、シアター、注文住宅などに関してのblog。

2020年初時点でのひとまずの測定結果

2020-02-22 03:45:32 | オーディオ
結局高域は+4dB設定の方がこの部屋にとっては望ましい設定という暫定的な結論にした。
ルームチューニングも一段落したと思われるので測定結果まとめ。

1/3オクターブバンドスムージングをかけた10Hz〜20kHzの周波数特性


無響環境の800diamondの周波数特性(他サイト引用)

部屋で響かせている割には波形の追従性は良いのかなとは思う(少なくとも測定初期よりは)
それなりにスピーカーそのものの特性を活かしたまま室内音響が多少はできているのかもしれない。

スムージングなし20Hz~1000Hzの周波数特性


サイドテーブルの位置調整と測定環境の見直しにより200Hzのディップは改善された。

部屋の寸法 5.2m×4.2m×3.5m 76.44m^3
リスニングポイントとスピーカーの距離247cm
リスニングポジション:正面壁から330cm(63%;約5/8の位置)、左右はオンセンター、高さ:97cm
スピーカーの側面距離76cm正面距離100cm
正面壁のディレイ1.84m 5.17ms
ディップ 93Hz ★280Hz ★467Hz 654Hz 841Hz ピーク ☆186Hz ☆372Hz 558Hz
側壁のディレイ0.96m(上ウーファーのみ1.06) 3.1ms
ディップ 179Hz ★537Hz ★896Hz ピーク ☆358Hz 717Hz 1075Hz
側壁ウーファー 1.06m
ディップ 162Hz 487Hz 811Hz ピーク 325Hz 649Hz 973Hz
床のディレイ
ミッドレンジ0.70m 2.1ms
ディップ ★246Hz 737Hz ピーク ☆491Hz 983Hz
Uウーファー0.52m 1.5ms
ディップ ★331Hz
側壁→床面 の二次反射のディレイ(ミッドのみ試算) 1.46m 3.9ms
ディップ 118Hz ★353Hz 589Hz 824Hz ピーク ☆236Hz 471Hz 706Hz
天井のディレイ2.9m 8.4ms(半分吸音)
ディップ 59Hz 178Hz 297Hz 415Hz ピーク 119Hz 237Hz 356Hz 474Hz

スムージングなし20Hz~2000Hzの周波数特性


チューニング初期

ピークやディップの数や深さ、全体的なゆらぎもチューニング前と比べると減っているのかなという感じはある。

インパルス応答


チューニング初期


10msecまでに①床②側壁③側面→床④天井あたりの反射波が確認できる。
割と測定時のブレが大きいので正面壁はうまく検出できていない。
これはチューニング初期と比較して単純に優劣を論じるものでは無いのかも知れない。

残響時間は0.308秒。長いかと言われればそんなことはなく、若干短めと言わざるを得ない。
残響時間を延ばそうとすると、吸音部をただ吸音すればいいだけのエリアではなく、
定在波になるような低域は従来通り吸音しつつ、中高域はちゃんと跳ね返すようなテクニカルな造作を相当面積施工しなければならない。
自分の音の傾向として出るときに出て、止まるときにすぐ止まる音を志向しているようなので、そもそも残響時間を延ばす必要があるのかは不明。
試してはみたいのだが、簡単に残響時間延ばせないのでトライアンドエラーのハードルが高い。

減衰特性 0〜160msec

100Hz以下のディップがタイミングごとに変わるのがおもしろい。

0ms(直接音主体)と160ms(残響成分)だけ表示して比較。高域+4dB設定だが直接音がハイ上がりかというとそれほどでもない。やはり反射音は200Hz付近が干渉で若干弱くなるようだ。

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