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モッチリ遅いコメの距離感

オーディオルーム、シアター、注文住宅などに関してのblog。

着工100日目 オーディオルーム内装工事(第二吸音層)

2015-10-29 21:57:32 | 注文住宅-オーディオルーム関連
2日ぶりに視察。夜なのでこの日の工事は終わっている。

屋根の破風、鼻隠しの取り付けが始まっている。





内部ではオーディオルーム工事が進んでいた。



縦胴縁は全て取り付け完了しており、2つめの吸音層が張られ始めている。



結構胴縁の間隔が不規則だが、実はこれは密かに狙っていたこと。
遮音壁は共振しないように内装板は3枚重ね張りなのだが、それでも僅かな共振は生じてしまうことが予想される。壁の厚い部分でもてのひらで叩くと少し「ボヨーン」という共振音が生じることが分かっている。(もちろん厚いほど共振は少ないのだが、それでもまったくないわけではない)。釘のピッチ(つまりは裏打ちの間柱のスパン)によってその共振音が変わってくる。間柱が全て一定の間隔だと共振周波数に偏りが出てしまう。そのため間柱のスパンがそれぞれで異なる設定にすることにより、共振周波数が上手くバラけてくれる。



標準の設定は45cm間隔なのだが、遮音部の間隔を45の倍数にならないようにかつ、遮音部ごとに少しずつ微妙に異なる値にすれば、45の余りの部分で共振周波数のバリエーションが生まれる。

現場監督にバラバラに胴縁を入れてくれと要求するのも、ある意味依頼される側が困ってしまうので、自然に上手くばらけてくれるような設定にしておいたのだが、思った通りにいってくれたようだ。
遮音壁の裏側は吸音材よりも胴縁が多く入っていた方が剛性的に良いので胴縁の間隔が少ない部分ができているのは喜ばしいこと。



ほぼ思い通りに理想の部屋ができてきている。
完成が楽しみで仕方がない。

天井スピーカーの吸音スペースが狭くなってしまったのは不本意だが、天井の構造上仕方がない面があり、自分の不勉強さが災いした。周りを吸音材だらけにしたら胴縁が入れられず剛性面の弱点ができてしまうのだ。atmos用トップスピーカーの音質のためにオーディオのルームアコースティックや家の剛性が犠牲になるのでは困るからだ。シアターはそこそこで良いのだ。

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